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論説委員2019回顧(上)

社会 神奈川新聞  2019年12月30日 10:30

横浜市中区を皮切りに始まったIRに関する市民説明会には不満の声が噴出した
横浜市中区を皮切りに始まったIRに関する市民説明会には不満の声が噴出した

 新天皇が即位され、元号が平成から令和になった。祝賀ムードの一方で、列島は巨大化する台風が襲来し、この1年も災の年だった。トランプ米大統領に倣うリーダーが各国に誕生し、国際的なルールの先行きが危ぶまれる中、日本の国会はうそやごまかしの答弁であふれかえっているように見える。2019年を論説委員が振り返った。

改元・国政

 -改元で心機一転かと思ったが、結局「桜を見る会」を巡る追及で年越しだ。

  安倍首相の通算在職日数が歴代最長となったが、政権のキーワードは「緩み」と「おごり」だろう。

  「桜を見る会」を巡る対応を見る限り、長期政権が確実にほころびを見せている。この状況でも自民党内から「安倍降ろし」の声が表立って聞こえてこないのは政治の危機としか思えない。

  内閣支持率はなぜ急落しないのか。国民は政治を諦めているのではないか。

  新天皇皇后の即位を祝う国民祭典で「万歳」が長く続いた。ナショナリズム形成に万歳が大きな役割を果たしたとする学者もいる。あの現象を深く考える機会を持ちたかった。

  天皇制のあり方についての国民的議論に結び付いていない。議論を喚起できていないメディアの責任は大きい。

 -「桜」で忙しく議論すべき課題が山積だ。今後どうなる?

  超高齢社会にどう向き合うのか、いまだ本格的な議論がないのは政権の責任放棄だ。

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