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紙面を飾った25組 K-Person

K-Person 神奈川新聞  2019年12月29日 15:53

 こんな人に会いました――。2019年最後の日曜日を飾るのは、1月から隔週で紹介してきた日曜版インタビュー「K‐Person」の総集編です。今をときめくあの人、この人…。紙面を彩った25人の横顔を総ざらいします。年明けは1月5日再開。さて2020年はどんな人に出会えるでしょう?




岸井ゆきのさん
岸井ゆきのさん

岸井ゆきのさん/1月6日掲載
 NHKの連続テレビ小説「まんぷく」に出演。14歳の役をみずみずしく表現し、話題に。「4人きょうだいの中でもしっかり者の長女という設定だったので、抵抗なく演じられました」と振り返る。演劇に対する熱い思いは人一倍。「仕事がない時期もあったけれど、役者を辞めようと思ったことは一度もありません」
(きしい・ゆきの、女優)




北山宏光さん
北山宏光さん

北山宏光さん/1月20日掲載
 アイドルグループ「Kis-My-Ft2」(キスマイ)のメンバーとして、マルチな才能を発揮。2月に公開された映画「トラさん~僕が猫になったワケ~」で映画初出演、初主演し、人間と猫の一人二役を演じた。「猫の表情を表現するのは、役者さんでも悩む題材だなと思いながら演じました」
(きたやま・ひろみつ、歌手・俳優・タレント)




濱口竜介さん
濱口竜介さん

濱口竜介さん/2月3日掲載
 18年に監督した映画「寝ても覚めても」が第40回ヨコハマ映画祭の作品賞、監督賞など計6冠に輝いた。「観客が選んでくれた賞。大きな自信になった」。大学では黒沢清監督に映画製作を学び、独自の〝濱口メソッド〟で俳優の優れた演技を引き出す。「映画には〝魔法〟のような瞬間が必要なんです」
(はまぐち・りゅうすけ、映画監督)




岩合光昭さん
岩合光昭さん

岩合光昭さん/2月17日掲載
 コミックが原作の映画「ねことじいちゃん」で監督を務め、全シーンのどこかに猫がいることにこだわった。「猫は命令は嫌いなのでとにかくお願いする。脚本を毎朝見せて、『おはよう。今日はここのシーンやるからね』と必ず話し掛けました。人も猫も、優しく話し掛けることが関係性には大切です」
(いわごう・みつあき、写真家。2月17日掲載)




甘糟りり子さん
甘糟りり子さん

甘糟りり子さん/3月3日掲載
 昨秋、自宅での思い出を記した「鎌倉の家」を執筆した。室内に飾る花を庭や裏山で摘んだり、近所の湘南の海でサーフィンに興じたり、肌で四季を感じる日々の豊かさを実感。「何でも手に入る時代だけれど、だからこそ、長く使えるものを大切に使っていくほうが楽しい」と、物を大切にする暮らしぶりを語った。
(あまかす・りりこ、作家)




角田光代さん
角田光代さん

角田光代さん/3月17日掲載
 来年50回の節目を迎える神奈川新聞文芸コンクールの短編小説部門の審査員を、今年と来年の2回にわたり務める。「とにかく本を読み、書く世界や想像力を広げて」と応募者にエールを送る。2003年の恋愛小説「愛がなんだ」が4月に映画化。源氏物語の現代語訳に取り組み「長編に意欲が出てきた」と語る。
(かくた・みつよ、作家)




山本東次郎さん
山本東次郎さん

山本東次郎さん/3月31日掲載
 4月から来年3月まで毎月1回、横浜能楽堂で狂言を披露する「東次郎 家伝十二番」に挑む。人間国宝の称号を授かり80歳を超えた今も、芸の中に新しい発見があり「楽しくてしょうがない」と笑顔を見せる。「狂言は人間賛歌。見ていただいた方に、何らかの幸福感を持ち帰ってもらいたい」
(やまもと・とうじろう、狂言方大蔵流 人間国宝)




伊藤健太郎さん
伊藤健太郎さん

伊藤健太郎さん/4月14日掲載
 KAAT神奈川芸術劇場で上演された舞台「春のめざめ」で主役を演じた。原作が書かれた130年前も現代も「思春期に感じる葛藤は同じ」と、その普遍性を見いだした。ダイレクトに反応を得られる「生」の魅力が詰まった舞台を「観客と創り上げる生き物のような存在」と表現。芝居に対する自身の思いを熱く語った。
(いとう・けんたろう、俳優)




赤坂真理さん
赤坂真理さん

赤坂真理さん/4月28日掲載
 16歳の少女の目を通して天皇の戦争責任を描いた小説「東京プリズン」に続き、平成の最後に改めて「天皇と戦争」を見つめ直した物語「箱の中の天皇」を手掛けた。女性天皇の問題や昭和天皇が免責された理由など、タブー視されがちな「天皇」について「普通に考えてほしかった」と、執筆の動機を明かした。
(あかさか・まり、作家)




魔夜峰央さん
魔夜峰央さん

魔夜峰央さん/5月12日掲載
 自身の漫画が原作となった映画「翔(と)んで埼玉」が大ヒット。6月には代表作のギャグ漫画「パタリロ!」が映画化された。独特なキャラクターたちを生み出す自分なりの哲学を披露しながら、まか不思議な〝魔夜峰央ワールド〟を存分に漂わせた。「次の目標は200巻。100歳まで描きますよ」と、尽きない創作意欲を示した。
(まや・みねお、漫画家)




ロバート キャンベルさん
ロバート キャンベルさん

ロバート キャンベルさん/5月26日掲載
 死を覚悟した病室で、井上陽水の歌詞と向き合った。50曲を英訳した書籍「井上陽水英訳詞集」(講談社)に収録した「傘がない」では井上に「傘は象徴なのだ」と教わった。主語を抜き「No umbrella」としたことで生まれた余白。曖昧にすることで、受け止める力が生まれることに気が付いた。
(ろばーと きゃんべる、日本文学研究者。5月26日掲載)




束芋さん
束芋さん

束芋さん/6月9日掲載
 横浜美術館の開館30周年を記念する「Meet the Collection-アートと人と、美術館」展にゲストアーティストとして参加。同館が所蔵する日本画家らの作品とコラボし、女性の情念に焦点を当てた空間をつくり上げた。「こんなに面白いものを隠し持っていたのか」と同館のコレクションの魅力を再発見したという。
(たばいも、現代美術家)




若杉遼さん
若杉遼さん

若杉遼さん/6月23日掲載
 ハリウッドのCGアニメ制作の現場で活躍。製作に携わった映画「スパイダーマン:スパイダーバース」はアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞。後進育成のためのオンラインスクールも主催している。「いつかは、子どもたちに向けて、夢を持つことの大切さを伝える映画作品を監督してみたい」
(わかすぎ・りょう、CGアニメーター)




間宮祥太朗さん
間宮祥太朗さん

間宮祥太朗さん/7月7日掲載
 漫才コンビを結成した高校生が、厳しい芸人の世界で成長していく姿を描くドラマ「べしゃり暮らし」で、主人公を演じた。目標とする俳優や、やりたい役を定めていないといい、「人生を楽しめることが大事だと思う。同じ一日を過ごすなら、楽しい時間を積み重ねる方がいい」と前向きな姿を見せた。
(まみや・しょうたろう、俳優)




玉井詩織さん
玉井詩織さん

玉井詩織さん/7月21日掲載
 9月から11月まで横浜市内で開催された「横浜音祭り」で、神奈川フィルハーモニーオーケストラなどと共演した。がむしゃらなパフォーマンスが持ち味で、まっすぐに努力する姿がファンに愛されている。「歌を通して、自分たちにしか伝えられない何かを表現したい」
(たまい・しおり、ももいろクローバーZメンバー 女優)




清塚信也さん
清塚信也さん

清塚信也さん/8月4日掲載
 今夏、日本人男性クラシック・ピアニストとして初めて日本武道館で単独公演を開催。3時間40分のライブでは、バイオリニストのNAOTO、11台のピアノと「歓喜の歌」を演奏。7千人の度肝を抜いた。来年は47都道府県ツアーを展開。2月16日には鎌倉芸術館小ホール、4月10日は横浜みなとみらいホールを音楽と笑いで包む。
(きよづか・しんや、ピアニスト)




西巻茅子さん
西巻茅子さん

西巻茅子さん/8月18日掲載
 神奈川近代文学館で「西巻茅子展」を開催。「絵で語る絵本を作りたい」との思いで1969年に刊行した絵本「わたしのワンピース」など、50年にわたる仕事を振り返った。ずらりと並んだ原画を前にして「やっているときは必死で、その日暮らしなところがあった。よく続けてきたなと思う」と感慨にふけった。
(にしまき・かやこ、絵本作家)




加藤雅也さん
加藤雅也さん

加藤雅也さん/9月1日掲載
 横浜の野毛を舞台にしたハードボイルド映画「影に抱かれて眠れ」でワイルドな主人公を演じた。原作を細部まで読み込み、役作りにはこだわった。「演技であっても、自分が納得できていない行動はできません」。横浜は大学時代を過ごした思い出の地でもある。「ドラマが生まれそうで、映画を撮りたくなる街ですね」
(かとう・まさや、俳優)




小田えりなさん
小田えりなさん

小田えりなさん/9月15日掲載
 47都道府県から集まったメンバーで構成するAKB48「チーム8」の「神奈川代表」として活躍。KAAT神奈川芸術劇場で上演された音楽舞台「偶然の出会いのように」で主役を演じた。持ち前の歌唱力をさらに磨きたいと意気込みつつ、「地元神奈川のステージでソロコンサートを開くのが夢」と目を輝かせた。
(おだ・えりな、AKB48メンバー)




三浦しをんさん
三浦しをんさん

三浦しをんさん/9月29日掲載
 最新エッセー集「のっけから失礼します」を刊行。ありふれた日常を独特の感性と妄想で彩る抱腹絶倒の〝三浦ワールド〟が広がる。「書きたいな、と思うのは人。日常的に接している人でも『こういうことに興味があるんだな』と分かると、その人をもっと知りたいと思う。自分にない視点を知るのが好きで、楽しい」
(みうら・しをん、作家)




安藤洋子さん
安藤洋子さん

安藤洋子さん/10月13日掲載
 シニアが主役となる身体表現を追求する県の共生共創事業「チャレンジ・オブ・ザ・シルバー」のプロジェクトリーダーを務める。師と仰ぐ米国の振付家ウィリアム・フォーサイスの下で15年にわたり学んだ芸術の神髄を振り返りながら、「シニアだからこそできる表現がある」とプロジェクトに大きな期待を寄せた。
(あんどう・ようこ、ダンサー)




松田龍平さん
松田龍平さん

松田龍平さん/10月27日掲載
 誤報をテーマにしたドラマ「歪(ゆが)んだ波紋」で、横浜にある架空の地方新聞社の記者を演じた。誤報を出して悩む役どころに「影響力がある分、責任が重い仕事。情報の伝え方を間違えると大変なことになる」。だからこそ、新聞には〝人の温かさ〟を求めたいという。「そこに人がいることをリアルに感じながら書いてほしい」
(まつだ・りゅうへい、俳優)




森山未來さん
森山未來さん

森山未來さん/11月10日掲載
 「ダンサーの同志」辻本知彦と組むパフォーマンスユニット「きゅうかくうしお」の新作舞台を横浜赤レンガ倉庫で披露。演劇、ダンスなど1カ所にとどまらない活躍ぶりに「ジャンルというものが自分の中でどんどん不明瞭になっています」と笑った。言葉の端々に、芸事を極める「表現者」としての矜持(きょうじ)をにじませた。
(もりやま・みらい、表現者)




東雅夫さん
東雅夫さん

東雅夫さん/11月24日掲載
 作家の泉鏡花ら〝おばけずき〟な文化人たちによる怪談会の様子をルポルタージュ風に紹介した「文豪たちの怪談ライブ」を刊行。今、怪談は社会的なブームになっているという。「多くの方が亡くなった東日本大震災をきっかけに、目に見えない世界が実はとても大事なものではないかと見直されている」
(ひがし・まさお、アンソロジスト・文芸評論家)




合田雅吏さん
合田雅吏さん

合田雅吏さん/12月8日掲載
 映画「二宮金次郎」で主演。自らが生まれ育った地元の偉人を演じることにプレッシャーもあったが「小田原の皆さんの応援で、100年後も見てもらえるような作品に仕上がりました」と手応えを語る。これまでは真面目な役が多かったが、今後は憧れの田村正和さんのような「振り幅の大きい俳優を目指していきたい」
(ごうだ・まさし、俳優)


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