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出荷タービン2億キロワット 東芝、90年で累計到達

経済 神奈川新聞  2017年12月12日 02:00

東芝エネルギーシステムズ京浜事業所で製造中の火力発電用タービンのローター=横浜市鶴見区
東芝エネルギーシステムズ京浜事業所で製造中の火力発電用タービンのローター=横浜市鶴見区

 経営再建中の東芝がエネルギー事業領域を分社化して10月に発足した東芝エネルギーシステムズ(川崎市幸区)は11日、タービンの累計出荷容量2億キロワットを達成し、国内製造拠点の京浜事業所タービン工場(横浜市鶴見区)を報道関係者に公開した。

 京浜事業所は1925年設立の本工場、63年設立のタービン工場などで構成され、敷地面積は約51万平方メートル、従業員は約2300人。現在、タービン工場では主に火力や地熱発電向けの蒸気タービンを製造・出荷しており、今月7日にベトナムの石炭火力発電所向けに蒸気タービンの出荷を完了し、2008年に設立したインドの製造拠点と合わせて累計出荷容量2億キロワットに到達した。東芝として初のタービン製造は1927年で、90年掛けて節目に到達したことになる。

 2億キロワットは、およそ4億~5億世帯の消費電力を賄える分に相当し、日本の総世帯数の約9倍に当たる。タービンの累計出荷台数は1980台で、世界43カ国・地域でエネルギーの安定供給の役割を担っている。

 工場では、蒸気タービンの基幹部分であるローターや格納容器の加工、組み立てなどの様子を公開。同事業所の柴垣徹所長は、石炭など化石燃料を使った発電機器需要が厳しい状況としつつも「優秀な技術者を多く抱え、機器の信頼性の高さは世界で評価されている。強みの蒸気タービンのさらなる性能向上に努め、今後も電力の安定供給と環境の調和に貢献したい」と述べた。


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