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世代超え戦争遺跡知る 三浦・城ケ島公園

話題 神奈川新聞  2017年12月12日 02:00

公園内の地下施設を見学する参加者=県立城ケ島公園
公園内の地下施設を見学する参加者=県立城ケ島公園

 太平洋戦争の開戦日(1941年12月8日)にちなんだ戦争遺跡の探索会が三浦市・城ケ島の県立城ケ島公園で開かれた。県内外から約40人が参加し、公園内の地下施設を見学するなど三浦と戦争の関わりや市内に残る戦争遺跡について理解を深めた。

 市民団体「ストップ戦争!三浦市民の会」の主催。戦争を知る世代も少なくなり、北朝鮮情勢をめぐり緊張が高まる中、「戦争遺跡を知ってもらい、戦争を二度としてはいけないと考える機会にしたい」と企画し、9日に開いた。

 探索に先立ち、メンバーが東京湾要塞(ようさい)として1920年代に剱崎や城ケ島に砲台が建てられたことなどを説明。本土決戦に備えて松輪に特攻艇「震洋」の基地、各所に沿岸陣地が設けられたことなど紹介した。

 開戦については暗号電文「ニイタカヤマノボレ一二〇八」などに関して解説し、「日米交渉打ち切りの最後通告が、翻訳とタイピングが間に合わず攻撃開始後になってしまった」と述べた。

 公園内では砲台跡、砲弾などを保管していた地下施設、観測所跡を見学。普段入ることのできない地下施設では、参加者は懐中電灯で照らしながら足元にコンクリート片が残る約50メートルの通路を探索した。

 同市在住の主婦(43)は小学1年生の長女(6)と参加。「戦争があったことを(娘に)少しでも知ってほしいと思った。地下施設は今後も保全して、多くの人が見られるようにしてほしい」と話していた。


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