フラワーアレンジメントで正月の花飾りを作る催しが26日、川崎市立労働会館(サンピアンかわさき、川崎区)で開かれた。参加した主婦ら約20人は、講師の指導を受けながら心を込めて自宅用の作品を制作した。
フラワーデコレーションの普及を目指している「フラワーデコレーター協会」の1級ライセンス会員矢島幸子さんが講師を務めた。「家に置く場所を考慮して、飾りの高さを考えて」と矢島さんからアドバイスを受け、参加者は水引や扇の作製からスタート。その後、若松や葉物で大まかな形を作り、花器の上に置いた「フォーム」と呼ばれる生花用スポンジにユリや菊などを生けていった。
冬に赤い実を付ける縁起物の「センリョウ」や門松の添え物などに使用される「葉ぼたん」なども使用。花が咲いたときにどう見えるか想像を膨らましながら作業に取り組んでいた。
完成後、参加者はスマートフォンで作品を撮影するなどして出来栄えを楽しんでいた。区内から参加した60代の主婦は「すてきな花飾りができてうれしい。安心してお正月を迎えられそうです」と笑顔で話していた。