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RYUICHI、Toshlら共演曲を初披露
奇跡の夜に感謝 ツアー最終日 SUGIZO系宇宙で昇天

カルチャー 神奈川新聞  2017年12月09日 11:34

SUGIZO(写真左)のツアー最終日に駆けつけたRYUICHI ユニバーサル ミュージック提供
SUGIZO(写真左)のツアー最終日に駆けつけたRYUICHI ユニバーサル ミュージック提供

 LUNA SEA、X JAPANなどのギタリスト・バイオリニストとして活動するSUGIZO(48)が6日、東京・お台場にあるライブハウスで、ソロデビュー20年を記念したツアーを終えた。ステージには節目を祝い発売したアルバム「ONENESS M」で競演したRYUICHI、Toshl、清春が駆けつけ、それぞれの共作曲を初披露した。RYUICHIと生み出した「永遠」の演奏後、SUGIZOは、「素晴らしい声、宇宙一のボーカリスト」とたたえ、「演奏しながら泣きそうになりました。最初で最後の奇跡の夜」と感激していた。

 「SUGIZO系の宇宙で一緒に昇天しましょう」。


ユニバーサル ミュージック提供
ユニバーサル ミュージック提供

 銀河の映像が流れる中、約20年ぶりに披露された「THE CAGE」。太陽が燃えさかる様子がスクリーンに映し出された「MESSIAH」。白く輝く光りは、連なる星を思わせ、宇宙を飛行しているよう。ひずむギターは時空をゆがませ、観客を異空間へといざなった。

 攻撃的に刻んだギターをバイオリンに持ち変えた「FATIMA」では、荒々しくなった空気を静めるように、音を響かせていく。空気の流れをタクトのように操るバイオリンの音に合わせ、パフォーマーの山桜桃が天女のように空中を舞い、聴衆を魅了した。

 祈り、怒り。対極にある感情を音で表現し続けてきたSUGIZO。スクリーンには、難民キャンプを訪れた際に出会った子どもたちの写真なども映し出されていく。戦争が絶えない世界に対して怒りの声を上げた「ENOLA GAY RELOADED」では、6カ所から炎が吹き出す中、「NO MORE NUKES PRAY FOR MUSIC」と刻まれた大旗をステージ上で勇ましく振り、難民や東日本震災被災者をはじめ困難な状況にある人たちの生活が、私たちの日常と地続きであることを感じさせた。


ユニバーサル ミュージック提供
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 2部では、冒頭にRYUICHIが登場。伸びやかな声、ギターによって目覚めたものが膨らみ、やがて死を迎えるまでを描いた壮大な楽曲では、宇宙の果てまで届くような気迫で観客を圧倒。Toshlと競演した「PHOENIX ~HINOTORI~」では、両手を広げ不死鳥のように歌うToshlの高揚感をあおるような演奏を見せた。


 SUGIZOは、「成功も挫折も、栄光も絶望も経験した20年。人に裏切られ、経済的に苦しくなって、人間関係もがたがたになって、もうダメかと思ったときもあった」と振り返つつ、「あすの生活が苦しいというときでも、自分から生まれてくる音楽に救われた。音楽に引っ張られてここにいます」と打ち明けた。「作った音楽の先には、みんながいて、みんなの存在を感じたくて生きています。SUGIZOというへんてこりんな音楽を愛してくれて、ここにいるみんなは同志」とファンを愛おしそうに見つめていた。


ユニバーサル ミュージック提供
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