1. ホーム
  2. 社会
  3. 原子力災害、的確に対応 核燃料製造施設で地震想定し訓練

原子力災害、的確に対応 核燃料製造施設で地震想定し訓練

社会 神奈川新聞  2019年12月25日 05:00

 核燃料の製造や金属加工を手掛ける「グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン」(横須賀市内川)で24日、地震による原子力災害を想定した訓練があった。同社が原子力災害対策特別措置法に基づき毎年実施しており、今回は社員ら約200人が参加した。


訓練で二酸化ウランに見立てた砂利を除去する社員=横須賀市内川
訓練で二酸化ウランに見立てた砂利を除去する社員=横須賀市内川

負傷者役の男性社員への救護訓練の様子を見守る地域住民ら=横須賀市内川 
負傷者役の男性社員への救護訓練の様子を見守る地域住民ら=横須賀市内川 

 訓練は、震度6強の地震が発生して工場建屋内で二酸化ウラン粉末が入った缶が転倒し、破損した排気設備を通じて粉末が屋外に飛散した事態を想定した。さらなる飛散を防ごうと防護服を着た社員が排気設備に見立てたプラスチックケースをシートで覆ったほか、同じく粉末に見立てた砂利を特殊な掃除機などで除去した。また、非常用電源への燃料供給ができなくなった場合も踏まえ、屋外にテント型の支援拠点を設置する訓練を初めて実施した。

 訓練には原子力規制庁や他の原子力事業者も参加し、地元町内会などからは約15人が見学した。久里浜6丁目町内会の池田徳重会長(58)は「訓練の様子を見ることができると、地域としても安心できる。今後もさまざまな事態を想定して実施してほしい」と話した。


シェアする