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留め具や調整必要なく
パパも育児楽しんで 簡易抱っこひもワンスレッド

経済 神奈川新聞  2017年12月04日 12:47

パパ専用の簡易抱っこひもを開発したワンスレッドの半田真哉社長(左)と妻の紗知子専務取締役=横浜市保土ケ谷区
パパ専用の簡易抱っこひもを開発したワンスレッドの半田真哉社長(左)と妻の紗知子専務取締役=横浜市保土ケ谷区

 パパの育児を楽しく、格好良く-。そんな思いを込めて、雑貨・繊維製品などを手がけるワンスレッド(横浜市保土ケ谷区)が10月、父親専用の簡易抱っこひもの販売を開始した。半田真哉社長(44)が自らの体験を踏まえ開発したアイデア商品だ。

 「パパダッコ」は、男性が使いやすいシンプルなデザインと配色。煩わしい留め具やサイズ調整の必要もなく、使い方はTシャツを着るようにさっとかぶるだけ。180センチ以上の大柄なパパも使えるM、L、XLの3サイズ展開で、畳めば約14センチ四方と持ち歩きができる。価格は5400円。「綿布は使うほど愛着がわく。育児の大事な思い出にもなる」。半田社長のそんなこだわりもある。

 アパレルメーカーに勤めた後、洋服のセレクトショップとして会社を設立したのが2010年。だが、その翌年に妻の紗知子さん(35)が第1子を妊娠した際、脳に腫瘍が見つかる。出産後も妻は入院生活に。半田社長の子育て生活が始まることになった。

 実感したのが、男性トイレにオムツ交換台が少ないことや、休憩室は男性が長居しづらい雰囲気がどこかあること。「男性が前向きに育児に取り組める環境ではない。少しでも楽しく向き合える方法はないか」。そんな悩みを解決しようと今年4月に立ち上げたのが、パパの子育てを応援するブランド「パパコソ」だ。

 7月に発売した第1弾商品は、哺乳瓶や水筒などを収納できるホルダーなどを備えた「パパバッグ」。評判を呼び、現在はNPO法人などとのコラボ商品も企画するようになった。

 世の中にイクメンという言葉はすっかり浸透したが、男性が使うことを前提とした育児用品はまだ多くないと感じる。半田社長は「子育てに主体的に取り組んだことで、妻と同じ目線で子育ての悩み、喜びを共有できるようになった。夫婦間の絆が強まった」と言う。手術を経て今では回復した専務取締役の紗知子さんも「育児を楽しんでくれるパパが増えれば、家族に笑顔が増える」と話す。パパコソはその手助けになる、と信じている。

 現在、販売するのは自社サイトや一部ネットショップなど。今後は展示会や横浜企業経営支援財団の支援メニューなども活用し、販路拡大を目指す。第3弾商品も企画中。川の字で寝るのに適した家族布団など、半田社長は「皆さんが求めているものを適正価格で用意すれば、喜んでくれるはず。パパコソを事業の柱として育てたい」と意気込んでいる。問い合わせは、ワンスレッド電話045(744)5986。


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