1. ホーム
  2. 話題
  3. 隠れ家づくり体験 平塚・相模川、河原の生態系学ぶ

隠れ家づくり体験 平塚・相模川、河原の生態系学ぶ

話題 神奈川新聞  2017年12月03日 11:36

相模川の河原に自生するオギを使って「隠れ家づくり」に挑戦する親子ら=平塚市馬入
相模川の河原に自生するオギを使って「隠れ家づくり」に挑戦する親子ら=平塚市馬入

 相模川下流域の自然や生態系を学ぶ体験イベントが2日、平塚市馬入で催された。市内外から親子連れなどが参加し、河原に自生するオギを使った「隠れ家づくり」などを通じて豊かな自然を体感した。

 下流域をフィールドに生物多様性の維持や自然と触れ合う場づくりに取り組むNPO法人「暮らし・つながる森里川海」(臼井勝之理事長)の主催。

 隠れ家づくりでは、高さ2メートルを超えるオギを刈り取り、10本ほどを束にしてテント状に組み上げた。3棟をこしらえたが、子どもたちはより背丈の高いオギを見つけようと、鎌を手にやぶの中へ入っていった。人の気配に気づいた野ウサギが飛び出す場面もあり、さまざまな発見があった。

 オギが群生する一帯は、県の準絶滅危惧種に指定されているカヤネズミの生息地。巣の形跡やカマキリの卵などを探しながらオギを採取し、セイタカアワダチソウなどの外来種も伐採することで、「日当たりが良くなり、翌年にいい芽が出るようになる」(臼井理事長)という。

 昨年に続き大磯町から参加した町立大磯小3年の男子(9)は「昨年より立派なテントができた。普段は使わない鎌も上手に使えた」と得意げ。父親(42)も「自分が子どもの頃には当たり前のようにあった環境も今は近くにない。体験が自然に関わる場になれば」と話していた。

 お昼には焼き芋を食べ、クズのつるを使った縄跳び遊びも満喫。臼井理事長は「原っぱがあれば子どもたちは自由に遊べる。そうした環境をサポートしていきたい」と強調していた。


シェアする