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中南米の日本式警察普及に奮闘 県警OB「日本にも恩恵」

社会 神奈川新聞  2019年12月23日 11:00

元警察官の経験を生かし、中南米で日本式の地域警察の普及に取り組む石井孝さん=横浜市中区のJICA横浜
元警察官の経験を生かし、中南米で日本式の地域警察の普及に取り組む石井孝さん=横浜市中区のJICA横浜

 世界最悪レベルの治安改善が最優先課題の中南米諸国で、日本の地域警察活動や防犯の考え方を吸収し、自国に根付かせて犯罪抑止を図ろうとの動きが広がっている。国際協力機構(JICA)が進めるプロジェクトに基づき、各国警察官へのノウハウの伝承で、県警OBが奮闘。国の根幹である治安面での貢献を通し、日本と中南米諸国の懸け橋になっている。

 現在、JICAの安全対策技術顧問として、主に発展途上国の警察官らに、交番制度など日本式地域警察の有効性を伝えているのは石井孝さん(62)=厚木市。県警の元警察官で、少年育成課長や平塚署長などを歴任。川崎市警察部長を最後に昨春退職し、JICAに活躍の舞台を移した。

 国際協力分野には、県警在籍時代から携わった。外務省出向時には欧州や中米に駐在。2006年秋からの約1年半はJICAに派遣され、ブラジル・サンパウロ州で日本式地域警察の普及プロジェクトに参画、現地でブラジル人警察官らの指導に当たった。

「対決型」から「防犯型」へ

 37年間の警察官人生で、およそ3分の1の期間を国際関係分野で過ごした。

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