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試そう、職住近接 金沢区が産業団地従業員の定住を促進

政治行政 神奈川新聞  2017年11月27日 11:17

中央を走るシーサイドラインの右側エリアが金沢臨海部産業団地。右下は八景島シーパラダイス(横浜市金沢区提供)
中央を走るシーサイドラインの右側エリアが金沢臨海部産業団地。右下は八景島シーパラダイス(横浜市金沢区提供)

 職住近接の魅力を感じてもらおうと、横浜市金沢区は、金沢臨海部産業団地に勤務する従業員を対象に、隣接地域で約1カ月生活してもらう「お試し居住@金沢区」を始めた。人口減少や少子高齢化が進む中、職場としてだけでなく定住を促してまちの活性化につなげる狙い。すでに1世帯が入居しており、区は体験後に課題などを聞き取り、施策に反映させる。

 同産業団地はシーサイドライン南部市場駅から市大医学部駅間の臨海部で千以上の企業、事業所が集積しているエリア。約3万5千人が働いているという。

 区は職住近接について「企業の働きやすい環境づくり、従業員のワークライフバランスの実現につながる」と意義を説明する。「お試し居住」では市住宅供給公社が管理し、同線八景島駅最寄りのマンション1室(3DK)を約1カ月貸し出す。家具や寝具も借りられる。9月に同産業団地に通勤する従業員から募集したところ、3世帯から応募があった。

 区が同産業団地の企業や従業員に昨年実施したアンケートによると、勤務地にほど近い同区並木地区の在住者は7%。同地区以外の区民は17%。区外の市民は44%、市外在住は32%と、大半は区外からの通勤だ。

 転居意向者が転居先を選ぶ条件では「家賃・価格」の次に「職場までの距離」がランクイン。しかし並木地区に住んでみたいと答えたのは全体の9%にとどまった。改善点に、交通利便性の向上、商業施設の充実、会社の住宅補助、飲食店の充実などを挙げる声が多かった。

 区担当者は「生活しやすい環境はある程度整っているものの、通勤だけでは並木地区の事情を知ってもらえていない。さまざまな企画を通して魅力を発信していきたい」と話している。


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