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老朽化した丹沢の山小屋解体へ

社会 神奈川新聞  2017年11月22日 02:00

横浜地裁
横浜地裁

 秦野市は21日、市有山小屋「大倉高原山の家」(同市堀山下)の明け渡しを管理人の男性(69)=茅ケ崎市=に求めた訴訟は、横浜地裁で和解が成立したと発表した。市が和解金45万円を男性に支払い、今月中に建物の明け渡しを受ける。

 市によると、和解は10月18日付。山小屋は丹沢・大倉登山口から塔ノ岳に向かう途中にあり、1960年から市が所有。個人と賃貸借契約を結び、営業や管理を事実上委託していた。男性とは99年4月から1年更新で契約してきた。

 ただ、山小屋の老朽化を受け、市は5年ほど前から建て替えを計画。市有施設について個人と賃貸借契約を結ぶのは不適当と考え、2011年11月に男性に新施設では契約しない方針を伝えた。計画の一時中断を経て、15年8月に契約解除を男性に申し入れた。

 男性は「前の管理人から委託され、実質的に39年も管理してきた。市は意見を聞かずに物事を進めている」などと反発。退去しないため、市は16年9月、横浜地裁に提訴した。

 男性は神奈川新聞社の取材に対し、「悔しいが、仕方がない」とコメント。市は「来年度中に山小屋を解体し、跡地の利用計画を決めたい」としている。


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