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「ニッポンの不思議」外国人市民が映像に 23日に川崎・中原で上映会

社会 神奈川新聞  2017年11月21日 12:17

各自が制作した映像作品を披露し合った外国人市民ら=川崎市国際交流センター
各自が制作した映像作品を披露し合った外国人市民ら=川崎市国際交流センター

 日本人はなぜ祭りで盛り上がるのか-。外国人市民が日本社会で感じた戸惑いや驚きなどを伝える映像作品の上映会が23日、川崎市中原区の市国際交流センターで行われる。身近な話題から社会的なテーマまで、約10作品を上映予定。主催者らは「地域で暮らす外国人への理解も深まるはず」と来場を呼び掛けている。

 作品では、自ら考えた日本語の文章を読み上げながら、内容に合った写真やイラストを流していく。米国生まれのデジタル・ストーリー・テリング(DST)と呼ばれる手法で、作品づくりを通じて表現力を高めてもらおうと、地域日本語教育実践プログラムとして行っている。文化庁と認定NPO法人「教育活動総合サポートセンター」の主催で5回目。

 12日には試写会が開かれ、一足先に制作者同士で作品を披露し合った。18年前に韓国から来日した孔(コン)敏淑(ミンスク)さん(48)=同市高津区=は「祭り」をテーマに設定。「日本人は遠慮がちで、知らない人と何かをすることは好まないと思っていたが、祭りでは命懸けと言っていいほど盛り上がる」と指摘し、「『人とつながりたい』という本音が表れているのでは」と自分なりの分析を盛り込んだ。

 そのほかタイ出身の女性が、母国にはなかった「福袋」の魅力を伝えたり、ベトナム出身で美容師を目指している女性が「日本のお年寄りは髪色や服装が自由でいい」と文化の違いを語ったり。市内に住む日本人の小学5年生の女児も、中国から転校してきた同級生と作品づくりに参加した。交流の様子を紹介しながら、「中国では理科と社会の授業がなく、給食もないので家で食べてから戻ると聞いた」と、驚いたエピソードも語っている。

 作品づくりをサポートしてきた池田恵子さん(59)=同市幸区=は「地域に自分たちの思いを聞いてくれる人がいることで、表現する楽しさを知り、日本語も上達していく。外国人目線の『日本』には新しい発見もあって面白い」と話す。

 上映後は意見交換の場も設ける。午後1時半から4時半まで。先着50人で入場無料。申し込み、問い合わせは、川崎市国際交流協会電話044(435)7000。


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