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非正規女性の支援探る 調査を分析した書籍発行

話題 神奈川新聞  2017年11月18日 14:22

シングル女性の貧困
シングル女性の貧困

 非正規職で働く35歳から54歳までの独身女性への調査を基に、現在直面している状況や研究者の論考、どのような支援が必要かなどを多角的な視点から分析した書籍「シングル女性の貧困」(明石書店が発行された。これまで見過ごされてきた女性たちの声や、社会保障制度の問題点などを浮かび上がらせている。

 ベースになっているのは、2015年度に横浜市男女共同参画推進協会などが行った「非正規職シングル女性の社会的支援に向けたニーズ調査」。その結果からは、6割が不本意ながら非正規職に就いており、収入の低さと雇用の継続が大きな悩みであるという働き方に直結した困難に加え、「女性で独身であること」による心理的な圧迫などが負担になっていることが分かった。

 それを踏まえ、書籍では非正規職シングル女性の働き方、収入と生活、男性が稼ぎ主になることを前提とした社会保障制度などについて、調査に協力した野依智子福岡女子大教授ら研究者が考察し、この問題を読み解いている。

 また、調査に参加した女性らの詳しいインタビューや結果の分析、支援の対象になりにくいこの層への支援者による対談なども収録されている。同協会は「この本が広く読まれることで、非正規職シングル女性への社会的支援が編み出されるきっかけになれば」としている。

 2700円。問い合わせは、明石書店電話03(5818)1171。


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