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【バスストップ】市営・59系統(7)港北区総合庁舎前 交響楽団かぶりつき

話題 神奈川新聞  2019年12月31日 14:00

観客との距離が近い港北区民交響楽団の演奏 =横浜市港北区の港北公会堂(許可を得て撮影)
観客との距離が近い港北区民交響楽団の演奏 =横浜市港北区の港北公会堂(許可を得て撮影)

 目の前で聴(き)く迫力(はくりょく)の演奏-。港北区総合庁舎内の港北公会堂(横浜市港北区)で先ごろ、クラシックコンサートが開かれた。演奏したのは、同公会堂を拠点(きょてん)に活動する港北区民交響(こうきょう)楽団。1986年に設立されたアマチュアオーケストラだ。

 70人近い編成が舞台(ぶたい)に乗り切らず、客席フロアの前側も使うため、かぶりつきで演奏が聴ける。記者は2列目に座り、大音響に圧倒(あっとう)された。この日は親子向けコンサート。各楽器の形状や音をアニメ音楽を奏でながら紹介(しょうかい)し、楽団の演奏で観客が合唱するなど、楽しい趣向(しゅこう)でファンが増えたことだろう。

 事務局長で会社員の松本由佳子(ゆかこ)さん(55)=ファゴット=は、設立当初からの団員。「社会人になりたてで、余暇(よか)に何かしたいと考えていた時、募集(ぼしゅう)の告知を目にして入団しました」と話す。当初は勤め人や主婦が多かったが、33年が過ぎた今、団員の平均年齢(ねんれい)は上がり、シニア層の比率が高まった。

 目下の課題は、バイオリンを中心とした弦(げん)楽器の新団員獲得(かくとく)だ。団長の河本(かわもと)計三(けいぞう)さん(58)=チェロ=は「練習を公開してはどうか」と考える。渉外(しょうがい)担当の村井成(せい)さん(70)=オーボエ=は「親子コンサートの盛り上がりを考えると、10年後に期待したい」と中長期的な視野。団員募集のチラシも公演で配る。

 入団条件は合奏経験者で、原則として週1回の練習(土曜)に参加できる人。港北区民のための楽団であって、団員自身は区民でなくてもいいという。

 公演に招くプロ指揮者の一人は、同楽団を「他のアマ楽団にない深みがある」と評する。河本さんは「伝統を維持(いじ)しつつ新しい“血”が加わり、より良い団にしたい」と意気込(ご)んだ。

 公演や団員募集の詳細(しょうさい)はホームページ「港北区民交響楽団」で確認できる。 

(小学校高学年向けに、難しい漢字にふりがなを振りました)
【2019年10月24日掲載】


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