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絶えない水上バイク事故(上) モンスターどう向き合う 操縦技量 高める機会を

社会 神奈川新聞  2017年11月15日 11:11

水上バイクの安全対策を官民で話し合った意見交換会=10月、横浜海上保安部
水上バイクの安全対策を官民で話し合った意見交換会=10月、横浜海上保安部

 水上バイクの事故発生件数がこの10年、高止まりしている。性能を十分に理解しない不適切な操縦の結果、衝突や乗り上げ、漂流などの海難が後を絶たない。背景には、高馬力で航行性能が向上した「モンスターマシン」と呼ばれる水上バイクの普及がある-。そう認識する海上保安庁は10月下旬、官民の関係機関・団体に呼び掛けて初の意見交換会を開催。一部の操縦者による暴走、危険行為などルールやマナー問題を踏まえ“モンスター”とどう向き合うべきかを協議した。
 

人気は“怪物級”


 水上バイクの推進力はジェットポンプの噴流によって得られる。基本的にブレーキ装置がなく、スロットルレバーを放したときに水の抵抗によって減速するが、完全に停船するまである程度の距離を航走してしまう。衝突する恐れのあるときは逆に速度を上げ、推進力を確保しながらハンドル操作で障害物を回避する必要があるのが特徴とされている。

 水上バイクの操船に必要な特殊小型船舶操縦免許制度が施行された2003年当時、一般的な性能は最大馬力が150馬力、最高速力が80キロ程度だった。現在は最大馬力300馬力、最高速力120キロ程度にまで性能が向上している。

 船体の大型化によって安定性が向上したほか、操縦性能も高度化した。水上ブレーキシステムや、スロットルレバーを放しても一定の推進力を保つことで旋回性を補助する「OTS機能」が搭載されている機種に人気が集まっている。誰もが手軽に高速航行可能なモンスターマシンに乗れる状況だ。

容易に免許取得



 こうした中、海保がまとめた水上バイクの過去10年の事故件数は毎年90件ほどで推移している。事故の種類では

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