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復権・マリノス15年ぶりV(3)
奔走 移籍の潮流見極め

スポーツ 神奈川新聞  2019年12月12日 10:19

 2007年からGKコーチを務め、「マリノスの優勝だけが僕の夢」と語ってきた松永成立には、忘れられないシーズンになった。

 1枠しかないポジションに計4選手を起用したのは、長い指導歴でも極めてまれ。「それで成績が良かったためしもない」と話すように、けがや連敗続きでもない限りは守護神を固定して戦うのが定石だった。

 指揮官のポステコグルーが求めたGKのプレースタイルはリーグでも異色だ。シュートストップやハイボール処理だけでなく、ペナルティーエリアの外に出て攻撃の組み立てに加わる。フィールド選手との連係が不可欠だけに、簡単には代えにくい事情もある。

 シーズン途中、朴一圭にレギュラーを奪われたベテラン飯倉が神戸移籍を決断。直後に朴が負傷し、プロ8年目の杉本がJ1デビューした。最終戦では朴の退場を受けて、7月に加入した中林が歓喜の瞬間に立った。

 「バトンをつなぐように、それぞれが役割を果たしてくれた」と松永。監督のポステコグルーより3歳上で、選手としてもリーグ創成期のクラブを支えた元日本代表GKをさらに喜ばせたのは、相次ぐ移籍の穴を埋めるフロントの迅速な対応だった。

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