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日本文学あの名場面/中島京子(小説家)
樋口一葉「たけくらべ」 小気味よい会話 耳に心地よく

カルチャー 神奈川新聞  2017年11月12日 14:17

「たけくらべ」の一場面を拡大して読むにはこちらから(PDF)


 樋口一葉は目が悪かった。

 近眼である。

 上野の図書館に熱心に通い、手当たり次第に小説を読み漁(あさ)ったが、眼鏡も掛けないので、彼女が本を読んでいるときは、開いた本の上に頭が載っているみたいに見えたらしい。一葉といえば、半井桃水との恋愛も有名だけれど、ドのつくような近眼だったから、桃水が美男子かどうかだってよく見えてなかったのではないか、というようなことを、妹の邦子が回想しているほどだ。

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