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【バスストップ】神奈中・津03系統 (13)青葉台駅 国産干物を製造販売 

話題 神奈川新聞  2019年12月06日 15:01

国産の魚で干物を製造する三谷恵一さん(右)と、販売を担う父の剛一さん=横浜市青葉区の「魚恵」
国産の魚で干物を製造する三谷恵一さん(右)と、販売を担う父の剛一さん=横浜市青葉区の「魚恵」

 本シリーズでは食べ物を扱(あつか)う職人さんに数多く出会った。締(し)めくくりに、横浜には珍(めずら)しい「干物職人」を紹介(しょうかい)する。

 東急田園都市線の青葉台駅から徒歩約8分の「魚恵(うおけい)」(横浜市青葉区)は、国産魚の干物を製造販売(はんばい)する店。水産加工会社で働いていた三谷(みたに)恵一さん(45)が、1999年に独立開業した。

 スーパーなどで売られる干物の多くは輸入魚だが、魚恵は国産魚にこだわる。静岡県伊東市の自社工場で、地元漁港に水揚(みずあ)げされた魚と、全国の旬(しゅん)の魚を仕入れ、干物に加工して横浜に運ぶ。工場で干物製造の先頭に立つ三谷さんは、同市で毎年開かれる「ひもの日本一開き大会」で、仕事の速さと丁寧(ていねい)さで優勝・準優勝を数多く受賞している。魚を開いて肝(きも)や汚(よご)れを取り、塩やみりんで味付けした後、最も重要な干す工程は、魚に合った温度と湿度(しつど)、衛生管理を徹底(てってい)して行う。「天日(てんぴ)」よりも「風」が大切という。

 青葉台の店では両親が販売を担う。店頭には脂(あぶら)がのったトロアジやサバのみりん干しなどの人気商品に加え、キンメダイの開きやキビナゴの目刺しなど伊豆名産の魚が並ぶ。店のほか、百貨店などにも出展する。

 干物の焼き方は、塩干しの魚は皮から中火か強火、みりん干しは身から弱火と違(ちが)いがあり、詳しくは「魚恵」のホームページを見てほしい。

 焼き方は奥(おく)深いが、三谷さんの次の目標を聞いて驚(おどろ)いた。単身者や共働き世帯の増加を踏(ふ)まえ、「あらかじめ工場で焼いておき、電子レンジで加熱すれば出来上がる総菜の国産干物を流通させる」というのだ。賞味期限は冷凍(れいとう)で3カ月、冷蔵で2カ月だそう。三谷さんは年内の販売開始を目指して意気込(ご)んでいた。

(小学校高学年向けに、難しい漢字にふりがなを振りました)
【2019年8月22日掲載】

=本シリーズは今回で終了。次回は市営59系統「綱島駅前」からスタートします


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