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【大磯・予算案審議】町議会、未明の激論「誰も得せず」

政治行政 神奈川新聞  2019年12月05日 05:00

賛成少数で町が提出した一般会計補正予算案を否決した大磯町議会=3日午後11時5分、大磯町
賛成少数で町が提出した一般会計補正予算案を否決した大磯町議会=3日午後11時5分、大磯町

 大磯町立中学校2校での給食再開に向けた一般会計補正予算案の審議は、3日深夜まで及んだ。激しい舌戦の末、町の原案も町議が提出した修正案も否決。双方の立場の町議が「一日も早い給食を」と訴えながら、町民生活に直結する他の予算まで執行できない異例の事態に陥った。議会軽視との指摘が絶えない行政と、地方自治制度への理解が浅いまま勇み足を踏んだ議会側のツケが町民に回った格好だ。「誰も得をしない結果になった」。町議からは嘆き節も聞かれた。

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 「両案の賛成が同数なら議長裁決になると思っていた」「自分は修正案に賛成したが、原案が可決すると思っていた」-。

 3日午後11時すぎ、高橋英俊議長が両案の否決と閉会を宣言すると“想定外”の事態に議場は騒然。確認を求めるベテラン議員の姿もあった。

 両案に反対した議員が1人いたため両案とも過半数に至らず、賛否同数でもないため議長裁決も行えない。しかし、多くの議員が地方自治法に基づくその仕組みを知らないまま、賛否の態度を示していた。

 双方の議員が「自校式」の中学校給食を求めていた点では変わらない中、紛糾の原因は町側に対する不信感だった。

 町は昨年度の調査報告書で、2校に調理室を建設する場合の事業費を5億7千万円と試算。

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