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差別根絶条例案、全会一致の可決を 集会決議で呼び掛け

社会 神奈川新聞  2019年12月03日 17:30

市議会各会派に届けられた集会決議
市議会各会派に届けられた集会決議

 差別の根絶に取り組む「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」は3日、「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例案」の全会一致での可決を各会派に要請した。市議会の審議が始まるのを前に集会決議を届け、「条例が市民の総意として成立するのを心待ちにしている」と呼び掛けた。

 決議は11月26日、100人以上の市民が参加した集会で採択された。あらゆる差別を禁止し、ヘイトスピーチに罰金を科す条例案を「差別を犯罪と規定しており画期的。インターネットによる人権侵害への具体的な対応も期待できる」と歓迎。前文でうたう、誰もが差別を受けずに生き生きと暮らせるまちづくりに向け、「全会一致で可決することによって、オール川崎でヘイトスピーチを根絶する意思が示されることになる」と強調している。

 ヘイトスピーチの被害を訴えてきた在日コリアン3世の崔(チェ)江以子(カンイヂャ)さん(46)は決議を手に各会派を訪ね、「私たちの思いが詰まった決議だ。ヘイトデモの被害を受けた桜本地区をはじめ市民の期待は高まっている」。集会でヘイトスピーチ問題に詳しい師岡康子弁護士が「条文化に際して規制対象が明確化され、憲法上の問題はなくなった」と解説したこともあり、「条例への賛成が市民の総意として示されるのを心待ちにしている」と思いを届けた。

 条例案の審議は4日は自民と共産、5日は公明、みらい、チーム無所属が代表質問を行い、6日は文教常任委員会が開かれる。本会議での採決は12日に予定されている。


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