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ミカンの木、丸ごと収穫 ジャムやアイス作りも 大井

話題 神奈川新聞  2019年12月02日 05:00

ミカンをもぐ参加者=大井町相和地区
ミカンをもぐ参加者=大井町相和地区

 ミカンの木を丸ごと収穫する「総もぎ体験」が11月30日、12月1日の両日、大井町相和地区で行われた。「神奈川大井の里体験観光協会」が手掛ける体験プログラムの一つで、初開催だった昨年は人集めに苦心したが、今年はコンサルタント事務所と提携したところPR戦略が当たり、参加者が計300人を上回る大入り。関係者は今後の展開に期待を寄せている。

 2日間で計4回の総もぎ体験があり、参加者は仕切られたエリアのミカンを全てもぎ取れる趣向。各回後にはミカンを使ったジャムやせっけん、アイス作りのほか、布をミカンの皮で染める体験を楽しんだ。

 今年3月に任意団体などのメンバーが設立した一般社団法人の同協会にはさまざまな体験プログラムがあるが、地元住民主体ということもあり、これまでは戦略的なPRをできなかった。法人設立で事務量が増加したため、8月にまちづくり関係のコンサルタント事務所「地域デザインオフィス」(東京都町田市)と業務委託提携すると、同事務所の提案でPR戦略にも力を入れることになった。

 収穫体験は都市部の住民に人気ということは把握していたため、東名高速道路大井松田インターチェンジ(IC)に至近という立地を生かし、横浜、川崎市にある東名の各ICに近い地域や、小田急線沿線をターゲットにチラシを配布。募集から2、3日で各回60人の定員が埋まり、20人追加募集もすぐに終了となった。

 1日午前の回には23組約80人の親子連れらが参加。スタッフからミカンの切り取り方などを教わり、たわわに実った木から次々とミカンを取っていき、中には木に登って上の方のミカンにも手を伸ばす子どももいた。川崎市高津区から長女(9)と来た鈴木健文さん(46)は「ミカンもぎは普段体験できないから面白い。ICから少しでこんな自然があって体験できるのはいいと思う」と笑顔を見せていた。

 同事務所の佐藤健代表(44)は「(同協会には)魅力的なプログラムはたくさんある。いかに都市住民に見せ、彼らに合わせたプログラムに変えていくかが鍵」と話し、さらなる展開を模索している。


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