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IR考 賛否の思惑(2)
「横浜の一員に」 海外事業者、先行投資で地元に密着

社会 神奈川新聞  2019年12月01日 05:00

 みこしを担ぐ男女が威勢のいい掛け声を響かせる。9月中旬、お三の宮の名で親しまれる日枝神社(横浜市南区)の例大祭。通りの一角で、片仮名書きの白いちょうちんが人目を引いていた。

 「メルコリゾーツ」

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)を手掛ける香港の企業だ。IRのパネルを展示したブースを構え、そろいの法被を着たスタッフが地元の銘菓を配って回った。


日枝神社の例大祭で「メルコリゾーツ」と書かれたちょうちん(中央)が注目を集めた =横浜市中区
日枝神社の例大祭で「メルコリゾーツ」と書かれたちょうちん(中央)が注目を集めた =横浜市中区

 伝統行事とIR事業者。異色の組み合わせにも映るが、例大祭関係者の男性によると、両者の接触は2年前に始まっていた。

 横浜の企業・団体向けにメルコが開いた説明会。男性はその場で担当者に声を掛けられた。「何かありましたら、ぜひ」。以来、メルコ側と連絡を取り合い、例大祭での出展を打診されるに至った。

 「横浜でPRしたいという熱意をひしひしと感じて受け入れた。今後もお付き合いは続くでしょう」

 複数都市がIR誘致を表明する中、メルコは横浜最優先の方針を打ち出し、準備活動を加速させている。それはイベントの協賛や広告ポスターの掲出にとどまらない。

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