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新たな軌条 相鉄・JR直通線(4)
横浜駅西口、「都市間競争」に挑む

経済 神奈川新聞  2019年11月29日 10:45

平日の夕刻に横浜駅の西口を行き交う人々。駅構内に入るとすぐに相模鉄道の改札口がある=横浜市西区
平日の夕刻に横浜駅の西口を行き交う人々。駅構内に入るとすぐに相模鉄道の改札口がある=横浜市西区

 横浜駅の西口に開店しておよそ10年のたい焼き店がある。改札口が近い相模鉄道(横浜市西区)の利用者を含め、連日500人以上が訪れるという。

 平日の昼すぎ、年配の女性が手土産用にと3個を買い求め、きびすを返して駅に戻っていった。見送る男性店長の表情はどこかさえない。

 「直通線でお客さんが減るのが不安です」

 相鉄とJR東日本(東京都)の直通線が走りだすと、横浜駅西口の来街者が減る-。

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 なぜか。横浜駅が必ずしも相鉄の終着駅ではなくなるからだ。

 例えば相鉄線二俣川駅から最短で新宿駅へ行く場合、従来は横浜駅で乗り換えなければならなかったが、その必要がなくなる。東京都心方面へ向かう利用者の一定数が直通線に切り替える分、横浜駅を使う人が減る。

 横浜駅には国内最多の6鉄道事業者が乗り入れ、昨年度の乗降客は1日約230万人に達した。このうち相鉄の利用者は42万9千人と2割近くを占め、乗り換え客が減る影響は小さくない。そして、そのあおりを最も大きく受けそうなのが、相鉄線の改札口があり、グループが本社を構える横浜駅西口なのだ。

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「普通に考えるとピンチです」

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