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新たな軌条 相鉄・JR直通線(5)
次は東急と直結、「100年に1度」好機再来

経済 神奈川新聞  2019年11月29日 22:07

相模鉄道と東急電鉄の直通線が走るトンネル。2022年度下期の開業に向けて工事が進められている=横浜市内
相模鉄道と東急電鉄の直通線が走るトンネル。2022年度下期の開業に向けて工事が進められている=横浜市内

 薄暗い空間に薬品と油が混じった独特の臭いが漂う。重低音がとどろく地下約50メートルのトンネル内。粉じんが舞わないように水がまかれ、湿度は90%前後に達する。気温は25度ほどだが、作業員の額に汗がにじむ。

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 11月下旬。新駅の羽沢横浜国大(横浜市神奈川区)近くに設置された入り口から工事現場に下りた。歩くこと15分。行き止まり地点に直径約10メートルもある掘削機の一部が姿を現した。

 「24時間で約10メートル掘り進んでいます。新横浜まで約560メートルです」。鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構、同市中区)の新横浜鉄道建設所長、金子伸生が説明する。かき出された土砂がコンベヤーで運ばれていく。見た目には分からない速度で、だが着実にトンネルは延びていた。

 相模鉄道(同市西区)と東急電鉄(東京都)の直通線開業に向けた工事は2013年に始まった。羽沢横浜国大駅と東急東横・目黒線日吉駅の約10キロ区間を主に地下で結ぶ一大事業だ。

 JR東日本(東京都)との直通線で東京都心に進出する相鉄は、2022年度下期にも都心とつながる新たな路線を手に入れる。都内乗り入れという世紀のイベントが3年後にも訪れるのだ。

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