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事故誘発の男を危険運転適用し起訴 東名・夫婦死亡で横浜地検

社会 神奈川新聞  2017年11月01日 02:00

横浜地検
横浜地検

 大井町の東名高速道路で6月、静岡市清水区の夫婦が死亡し娘2人が負傷した多重事故で、一家のワゴン車の進路を車でふさいで路上に停止させ事故を誘発したとして、横浜地検は31日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪で、福岡県中間市の建設作業員の男(25)を起訴した。

 被告の男は同法の過失運転致死傷容疑で逮捕されたが、地検は被告の運転が重大な危険を生じさせる行為に当たると判断した。危険運転致死傷罪は最高刑が懲役20年で、過失運転致死傷罪(最高刑・懲役7年)よりも罰則が重い。

 起訴状によると、被告は6月5日午後9時35分ごろ、東名高速下り線で乗用車を運転、女性=当時(39)=のワゴン車を追い越し車線上に停止させて後続の大型トラックが突っ込む事故を引き起こし、女性と夫=同(45)=を死亡させるなどした、とされる。

 地検によると、被告は現場から約1キロ手前の中井パーキングエリア(PA)で車の止め方を注意されたことに立腹し、夫婦のワゴン車を追走。時速約100キロでワゴン車を追い越して前方に割り込み、減速して自身の車を接近させた。女性は被告の車を避けるため3度車線を変更したが、被告は同様の行為を繰り返した。

 地検は、こうした被告の運転行為の詳細が逮捕後の捜査で明らかになったと説明。同法で規定する危険運転の要件に合致し、被告が降車した後に起こった死亡事故との因果関係も認められると判断した。

 被告は追い越し車線上に停車後、女性の夫の胸ぐらをつかむなどしたとして、暴行罪でも起訴された。


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