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SNSいじめ相談、大幅増 「役に立った」8割 県教委

社会 神奈川新聞  2019年11月23日 05:00

SNSイメージ

 神奈川県教育委員会は22日、中学・高校生を対象に無料通信アプリ「LINE」(ライン)を活用して相談を受ける「SNSいじめ相談@かながわ」の2019年度実施結果を発表した。初めて実施した昨年度に比べ、対象者や期間を広げたことで相談件数は大幅に増加。「交友関係・性格の悩み」が最も多く、いじめに限らず多様な相談が寄せられた。

 いじめ問題について当事者がより相談しやすい環境をつくろうと、県教委は昨年度、中高生の多くが利用している会員制交流サイト(SNS)を使った相談を試行。県内101校、約5万8千人を対象に2週間実施したが、本年度は県内すべての中高生約44万人に対象を広げて夏休み終盤の8月26日から9月22日まで4週間にわたり実施した。

 相談アクセスは2456件(昨年度比2265件増)、相談対応は1473件(同1290件増)で、1件当たりの平均相談時間は58分(同30分減)だった。相談人数は901人(同770人増)に上り、性別は男子8・8%、女子34・1%、その他0・5%、不明56・6%。学年別(判明分)では中学生が501人、高校生は121人で、中高ともに1年生が最も多かった。

 悩みの内容は、交友関係・性格(24・6%)、いじめ(13・8%)、部活動(4・3%)、家族(3・9%)、恋愛(3・3%)の順で、「その他」が27・6%だった。

 相談直後のアンケート(回答241人)では、今回の相談について80・9%が「役に立った」と回答。「役に立たなかった」は7・1%にとどまった。

 県教委学校支援課は「緊急の対応が求められるような深刻な事案はなかった」とし、「手軽に相談できることから子どもたちの評価は高く、今後どのように対応していくかを検討していく」と話している。


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