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地域つなぐ一杯 横国大生が横浜ビール独自ラベルを考案

話題 神奈川新聞  2019年11月19日 05:00

大学オリジナルデザインのビールを商品化した山口さん(左)と同大4年の松本雅裕さん=横浜市保土ケ谷区
大学オリジナルデザインのビールを商品化した山口さん(左)と同大4年の松本雅裕さん=横浜市保土ケ谷区

 横浜国立大学(横浜市保土ケ谷区)の学生が横浜ビール(横浜市中区)の商品ラベルを考案し、既存の商品3種類をオリジナルデザインとして売り出している。その名も「ハマノワビール」。プロジェクトリーダーを務める同大4年の山口大地さん(23)は「大学の魅力発信や、若者同士のコミュニケーションのツールになれば」と願いを込める。 

 ハマノワビールは、瓶ボトル(330ミリリットル)のラベルに大学名が表記され、3種類のデザインがある。同大常盤台キャンパス内に植えられているタブの木やベトナムの大学から寄贈された記念碑といった学生にとって身近なものをはじめ、江戸時代の浮世絵をイメージしたイラストがそれぞれ描かれている。「学生と地域のつながりが輪になって広がるように」との思いを商品名に込めた。

 手掛けたのは、同大の科目「地域課題実習」の受講生ら計約30人。横浜ビールの高橋智己社長が同大卒だった縁でつながり、4月に始動した。

 若者に好まれる商品を探るため、横浜ビールと学生で意見交換も実施。フルーティーな香りや苦みを抑えたやわらかな口当たりなどが若者向きと考え、既存の商品6種類の中から「ペールエール」「横浜ラガー」「道志の湧水仕込」の3種類を選考した。学生らはラベルの考案だけでなく、小麦の収穫や醸造、ラベルのボトルへの貼り付け作業にも携わった。今後、地域イベントや区内の酒屋、大学グッズのウェブサイトで販売する予定という。

 取り組みは、若者のビール離れという課題に取り組む横浜ビールにもメリットがあった。同社広報部の横内勇人部長は「学生が現場から関わったという物語を強調することで、若者にも手に取ってもらえる」と狙いを口にする。

 2~4日に開催された同大の大学祭「常盤祭」では約200本が販売され、グビグビと飲み干す学生の姿もあった。山口さんは「製造現場の話をしたら、多くの人が共感して手に取ってもらえた。期待以上だった」と話し、「今後も仲間たちとアピールして販売網を広げたい」と意気込んでいる。


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