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新しい世界楽しんで しんゆり映画祭 29日開幕

カルチャー 神奈川新聞  2017年10月27日 16:02

今年の中学生らによる映画制作ワークショップの様子(C)2017 Kawasaki Shinyuri Film Festival
今年の中学生らによる映画制作ワークショップの様子(C)2017 Kawasaki Shinyuri Film Festival

 市民らが中心となり企画・運営している「KAWASAKIしんゆり映画祭」が29日、川崎市アートセンター(同市麻生区万福寺)で開幕する。今年は地元の日本映画学校(現・日本映画大学、同区)出身で、国内外で注目されている中野量太監督の4作品をはじめ、計28本が上映される。主催するNPO法人は「フィクションとドキュメンタリーを兼ね備えた作品や3Dなど、新しい映画の世界も楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。

 NPO法人KAWASAKIアーツの主催で23回目。市内を中心に、会社員や主婦、学生などのボランティアが参加し、まちぐるみで盛り上げている。

 初日のオープニングは、中野監督の商業映画デビュー作で、多数の賞を受賞した「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016年)と、過去の作品「琥珀(こはく)色のキラキラ」(09年)を同時上映する。ゲストで中野監督も登場する予定。午後は、日本映画大学や市アートセンターも舞台となったドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」(17年)の全12話を一挙公開する。

 聴覚・視覚障害者や育児中の親も楽しめるよう、作品によって字幕や副音声ガイド、保育が付く「バリアフリーシアター」を今年も企画。生まれつき耳が聞こえない今村彩子監督の「スタートライン」(16年)など4作品を上映する。11月3日は「しゃぼん玉」(同年、東伸児監督)の上映後に主演の林遣都さんのトークも予定されている。

 同日は、中学生が脚本から撮影、編集、宣伝までを体験する恒例のワークショップで生まれた作品を入場無料で公開。今年の夏に撮影した「ハッピーエンドを君に」は、突然告げられたクラスメートの死をきっかけに小説を書いたり、不思議な少年に出会ったりする中学生たちを描いた青春群像劇で、作品に関わった生徒らが舞台あいさつも行う。韓国の釜山国際子供・青少年映画祭に入選した、昨年の作品「学校は二度死ぬ」も再上映する。

 同5日まで。上映スケジュールはホームページに掲載。チケットなどの問い合わせは、NPO法人KAWASAKIアーツ・映画祭事務局電話044(953)7652。


中野監督の作品の一場面(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会
中野監督の作品の一場面(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

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