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記事を通じ視野広げて 県審査の表彰式 新聞コンクール

話題 神奈川新聞  2019年11月18日 05:00

新聞を通じた気付きで視野を広げ、表彰された児童生徒ら=日本新聞博物館
新聞を通じた気付きで視野を広げ、表彰された児童生徒ら=日本新聞博物館

 小中高生が家族や友人と新聞記事を読み、感想や意見をまとめる「いっしょに読もう!新聞コンクール」神奈川県審査の表彰式が17日、横浜市中区の日本新聞博物館で開かれた。関心を持った記事を通じて周囲の人と対話し、視野を広げ考えを深めた受賞者に表彰状が贈られた。

 日本新聞協会主催のコンクールに寄せられた県内在住・在学の児童生徒の作品を、県NIE推進協議会が独自に審査した。県教委と横浜、川崎、相模原の各市教委の後援。10回目となる今年は、計約2千点の応募があった。

 同協議会の赤池幹会長は「興味を持った記事について両親や先生に意見を聞くと、違う考えが出てくる。いろいろな人や意見がある多様性に気付いてほしい」とあいさつした。

 小中高校の各部門で、相模原市立上鶴間小学校5年の中村信彦さん、湘南白百合学園中学校1年の白水(しろうず)さらさん、県立横須賀高校2年の影浦響子さんの3人が最優秀賞を受賞した。

 「速くて格好いいから」と世界最速のトラックを題材にした中村さんは、大人が同じ記事を読んで「エコじゃない」「無駄だ」と感じたことに対し、「もっと自由に行動できる日本にしたい」とつづった。

 「医療に興味があり、新聞記事をスクラップしている」という白水さん。自分の難病の解明に取り組む研究者の記事から「困難に正面から向き合い努力すれば、新たな発見もある」とまとめた。

 京アニ放火殺人事件被害者の身元公表を巡る記事を読んだ影浦さんは「批判は、相手側に立って考える能力を奪うこともある。多角的な視点を失わないよう気を付けなければと強く感じた」と記した。

 審査委員長の重松克也・横浜国大教授は「今は情報が多くあふれている。瞬時に判断し決めつけるのではなく、立ち止まってみることも必要」などと講評した。NIE公開セミナーとして「新聞でひらくSDGs」と題したワークショップも開かれた。


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