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猛雨 台風19号の教訓(3)
町工場 再建見通せず、苦境に

社会 神奈川新聞  2019年11月15日 10:42

台風から3日後、浸水被害に遭った工場から大量の資機材やごみを運び出す従業員ら =10月15日、川崎市高津区(共立電機提供)
台風から3日後、浸水被害に遭った工場から大量の資機材やごみを運び出す従業員ら =10月15日、川崎市高津区(共立電機提供)

 「この会社をつぶしたくない」

 川崎市高津区下野毛に工場を構える日公精機製作所の高橋和久社長(45)は、被災から1カ月を経てなお操業を再開できない現状に不安を募らせる。

 工場は1メートルほど浸水し、金属加工用の大型機械など約20台全てが漬かった。一部は修理できたが、「実際に動かしてみないと、直っているか分からない」。被害額は少なくとも1億円に上る見込みだ。

 市は、多摩川の増水に伴う排水管の逆流で広範囲に浸水した台風19号と、9月の台風15号による市内の被害額を約300億円と算定。その約15%に当たる49億円が製造業だ。被害を申告した101社のうち、高津、中原両区の準工業地域に集積する町工場が半数近くを占めるという。

 高橋社長は「この地域だけで億単位の被害を受けた会社がたくさんある。300億円という被害額は実際より少ないのではないか」と受け止める。

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