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ひとり親 1人じゃない 共感し合う場に 横浜で交流会

社会 神奈川新聞  2019年11月13日 05:00

「同じ思いの人がいると思うと頑張れる」と話す女性 =川崎市内
「同じ思いの人がいると思うと頑張れる」と話す女性 =川崎市内

 1人で子どもを育てるシングルマザーやシングルファザーのための交流会が17日、横浜市内で開かれる。主催するのは、ひとり親のサークル「エスクル」。同じ境遇同士で語り合い、共感し合うことで、ひとり親を孤立させないことが目的だ。配偶者と死別したひとり親に特化した集まり「エミナル」も横浜で初めて催す。

 エスクルは昨年9月に発足し、関東を中心に毎月1回程度、親子で参加できる集まりを開いている。立ち上げた今井智洋さん(32)=大阪市=は体調を崩して休職したときに孤立を感じたが、同じような状況の人が集まる場に参加したことで復職のきっかけをつかんだという。その経験から「ひとり親になった友人らが孤立する姿を見て、悩みを相談する場をつくりたいと思った」と語る。

 交流会では「エミナル」も手掛ける。配偶者と死別したひとり親のコミュニティーは非常に限られるが、「亡くなることでいや応なく別れた人にしか分かり合えないことがある」(今井さん)ためだ。

 川崎市に住む女性(31)は17日の「エミナル」に参加する。3月に夫(32)を病気で亡くし、今は長女(3)と暮らす。日常で配偶者と死別した人と出会う機会はなく、近親者との死別などで深い悲しみに直面した人を支える「グリーフケア」の集まりにも関心を持ったが、高齢者が多く、違いを感じた。「同じような境遇の当事者と話して、分かち合いたいと思っていた」という。

 「エミナル」には9月に初めて参加。同じ境遇の同世代の参加者にも出会うことができた。亡くなった夫とはもう会えない寂しさ、幸せそうな家族連れを見るつらさ…。「孤独感や、小さな悲しみが積み重なって落ち込むことなどを話して共感することで、私も1人ではないと思える」と話す。

 交流会は途中参加や早退もできる。今井さんは「自分が1人ではないと感じ、仕事や家事、育児のリフレッシュの場にしてほしい」と呼び掛けている。

 交流会と「エミナル」は、いずれも17日午後0時15分から横浜駅周辺で開く。離婚した元配偶者の訪問などを防ぐため、詳細は参加者のみに伝える。有料。問い合わせは、エスクルのサイト(https://skuru.site/)。


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