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かまくら今昔 ~市制80周年~(3)
都市農業 対面販売 愛され続け

話題 神奈川新聞  2019年11月12日 18:00

「お客さんとの会話も楽しみ」と接客する盛田さん(右)=鎌倉市小町1丁目
「お客さんとの会話も楽しみ」と接客する盛田さん(右)=鎌倉市小町1丁目

 いらっしゃい-。「レンバイ」の名で親しまれる鎌倉市農協連即売所(同市小町1丁目)には、きょうも元気な声が響く。

 色とりどりのニンジンに、個性的な形のカボチャなど「鎌倉野菜」がずらりと並ぶ。客も主婦やシェフ、観光客とさまざま。地場の野菜を知ろうと授業で訪れる子どもたちもいる。

 休みは正月4日間のみ。朝7時ごろから夕方まで営業するが、商品がなくなり次第終了する。昼頃に売り切れることもしばしばだ。 近くでイタリア料理店を営む50代の女性は「店を開いた20年前から来ている。農家さんはアットホーム。売られるものも毎日違って飽きない」と笑う。

 レンバイは1928(昭和3)年、全国に先駆けてオープンしたとされる直売所。「ヨーロッパでは、農家が生産した野菜を決めた日に決めた場所で直接売っている」。農家らが外国人牧師からそう聞いたのが始まりだったという。

 当時の農村は不況。「自立するには組織的な直売体制が必要」との考えから生まれた。それから91年、市民に愛され続けている。

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 市によると、市北部の関谷・城廻地区を中心に、多くの農家が少量多品目の野菜を育てている。

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