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かまくら今昔 ~市制80周年~(2)
市民活動 まちへの思いが財産

話題 神奈川新聞  2019年11月12日 18:00

「鎌倉の景観がずっと変わらないのも、多くの人の努力あってこそ」と話す石山さん(左)と兵藤さん=鎌倉市扇ガ谷
「鎌倉の景観がずっと変わらないのも、多くの人の努力あってこそ」と話す石山さん(左)と兵藤さん=鎌倉市扇ガ谷

 市民活動が活発な地として知られる鎌倉市は、市民の手でまちを良くしていこうという風土が脈々と受け継がれてきた。鎌倉が日本の始まりとされる「ナショナル・トラスト」運動は、その代表格だ。

 19世紀末の英国が発祥のこの活動は、自然環境や歴史的建造物を開発から守るため、寄付金を募って土地や建物を買い取るなどして後世に残すことを目的とする。日本第1号のナショナル・トラスト団体、公益財団法人「鎌倉風致保存会」は英国を手本として1964年に設立された。

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 同会によると、鎌倉の宅地造成ブームは60年ごろから。「昭和の鎌倉攻め」といわれるほど市内の緑地を減らしたという。

 運動の端緒は、鶴岡八幡宮の裏山「御谷(おやつ)」で開発計画が持ち上がったこと。地元住民とともに反対を訴えた作家大佛次郎が英国の活動を紹介し、同会が生まれた。

 鎌倉の動きは全国に知れ渡り、集まった寄付金などを元手に御谷の山林1・5ヘクタールを購入。今も現地には豊かな自然が残っている。

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