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縄文~現代を回顧 寒川で企画展「県営住宅と岡田遺跡」

カルチャー 神奈川新聞  2019年11月11日 17:27

寒川町岡田地区の歴史を紹介した企画展=寒川町
寒川町岡田地区の歴史を紹介した企画展=寒川町

 縄文時代の大集落が見つかった寒川町岡田地区の歴史を振り返る企画展「県営住宅と岡田遺跡」が、寒川文書館(同町宮山)で開かれている。県営住宅建て替えの際に出土した土器や石器をはじめ、写真パネル、図表など約200点を展示している。同館と同町教育委員会の主催で、12月28日まで。

 岡田遺跡は1982年、県営住宅の建て替えに伴って、延べ8年にわたり発掘調査が行われた。縄文時代の巨大集落としては国内最大級とされ、千~1500軒近くの住居があったと推定されている。

 企画展では、広場を中心として周辺に住居が配置された環状集落の発掘調査の様子を記録した写真や出土品を出展。数百年にわたり同じ場所で集落が営まれていた状況を紹介している。

 このほか、主に住居内の床面上で発見され、屋内祭祀(さいし)行為との関わりが指摘されている倒置土器、子どもの埋葬施設と考えられている埋甕(かめ)、浅鉢形の胴体口縁部に取っ手が付いた釣手土器など、縄文時代の貴重な出土品を取り上げている。

 また、1959年に建設が始まり、首都圏のベッドタウンとして発展した同町を象徴する県営住宅の歴史を回顧。大きく人口が伸びていく様子を住宅構造の変遷や地域行事の写真などを通じ紹介している。

 同館の高木秀彰館長は「多くの住民が暮らしてきた県営住宅の60年の歴史や縄文時代の遺跡に触れ、数千年のいにしえに思いをはせてもらえれば」と話している。入館無料。展示時間は午前9時~午後5時。月曜休館。問い合わせは、同館電話0467(75)3691。


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