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山北の合唱団、結成13年で初のコンサート開催へ

話題 神奈川新聞  2019年11月11日 12:57

初の単独コンサートへ練習に励む「みんなでハーモニー」のメンバー=山北町立生涯学習センター
初の単独コンサートへ練習に励む「みんなでハーモニー」のメンバー=山北町立生涯学習センター

 丹沢の美しい四季を高らかに歌い上げる「丹沢讃歌」に魅了された山北町の混声合唱団「みんなでハーモニー」が、結成13年にして初めて単独コンサートを開く。高齢化で参加メンバーの減少傾向が続く中でも「歌は難しいけど、楽しい」と、心を合わせて優しいハーモニーを奏で続ける。新しい趣向も凝らしたコンサートは17日に開演する。

♪ああ丹沢
 おおらかに
 天をつき 道を教える
 丹沢
 永遠(とわ)に讃(たた)えん

 午後6時をすぎた町立生涯学習センター(山北町山北)。25人ほどの男女が歌声を重ねる。合間には「もっと息を使って」「きちんとした和音を」といった指導の声が飛び、メンバーは受けたアドバイスを楽譜に書き込んだ。

 同合唱団は、毎年5月の西丹沢山開きで「丹沢讃歌」を歌うために集まった「丹沢讃歌を歌う会」が起源だ。合唱を指導する山崎美恵子代表(62)が「表丹沢」である秦野市の秦野丹沢まつりで聞き、「西丹沢で歌ってもいいのでは」と町広報などで同志を募集。町内外から約60人が集まり、2006年に結成された。

 大自然の中で歌う「丹沢讃歌」の開放感に引かれた人が多く、遠くは平塚市から通う人もいる。同町在住の藤原静馬さん(81)は「朗々と歌える楽しい歌。地元の西丹沢と直結しているし、親しみがある」と魅力を語る。

 結成して1、2年後に現在の名称に変更、毎年山開きで歌うほか、町民文化祭や公民館祭りなどでも歌声を披露してレパートリーを増やしてきた。

 そのレパートリーを1度に披露しようと今回のコンサートを企画。「丹沢讃歌」で始まり、「大地讃頌」「アメイジング・グレイス」など約20曲を披露する予定だ。

 「マイ・フェア・レディ」で初めてミュージカル調の歌に挑戦する計画もあり、同町の瀬戸栄子さん(75)は「相当プレッシャーがあるけど楽しみ」と期待を口にする。

 悩みはメンバーの高齢化。新メンバーの補充はほとんどなく、年とともに参加できるメンバーは欠けている。現在は60~80代の28人で活動。山崎代表は「若い人が入って活動が持続できれば。山北でも混声合唱でいい響きがつくれると感じてもらいたい」と、単独コンサートで新メンバーへのアピールも期待する。

 コンサートは17日午後2時から、町立生涯学習センター多目的ホールで。入場無料。問い合わせは、山崎代表電話0465(75)0783。


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