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統一選での事務ミス、神奈川2位 個人情報紛失のケースも

選挙 神奈川新聞  2019年11月08日 11:21

 4月の統一地方選で選挙事務を巡るミスが県内で19件あり、都道府県別で北海道(21件)に次いで多かったことが7日までに、総務省のまとめで明らかになった。選挙事務に詳しい専門家は、職員の意識改革が不可欠と指摘している。

 19件の内訳は、「本人確認の誤りなど」が10件で最多。期日前投票所での不在者投票の誤り(小田原、海老名市)や、転出で選挙権を失った人に投票させたケース(横浜市中区など)があった。

 また、藤沢市で配達された選挙公報の候補者情報に誤りがあったほか、有権者ら6123人分の個人情報が入った選挙人名簿照合用USBメモリーを紛失したケース(相模原市中央区)もあった。

 全国のミスは181件。内訳は「投票用紙交付・運用誤り」が最も多い77件。投票所入場券など「その他実務関係」24件、選挙公報やポスター掲示場など「選挙公営関係」20件だった。20年前の統一選のミスは全国で31件で、増加傾向が続いている。神奈川も4年前に比べ8件増えた。

 県内でミスが相次いだことについて、県選挙管理委員会の担当者は「神奈川は知事選、県議選をはじめ3政令市の市議選など、他県に比べて選挙が多い」と説明。その上で「再発防止に向けて各市町村選管と連携し、注意喚起や情報共有を進めている」としている。

 一般社団法人選挙制度実務研究会の小島勇人代表理事(元川崎市選管事務局長)は「投票所のミスが多いのは、一般職員が選管からの『頼まれ仕事』という感覚で選挙事務に当たっているからだ」と指摘。「選挙執行事務は自治体職員の本来の職務であるという意識を首長が先頭に立って高めていく必要がある」と強調した。


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