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働く人の健康サポート 県立商工高でドレッシング開発

経済 神奈川新聞  2019年11月07日 05:00

オリジナルのドレッシングを開発した生徒たち=県立商工高校
オリジナルのドレッシングを開発した生徒たち=県立商工高校

 県立商工高校(横浜市保土ケ谷区)の生徒が、授業の一環で学校ブランドのドレッシングを開発した。インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を活用。「『高校生が作った』という話題性だけでなく、味にもコンセプトにも自信があります」とPRに熱が入る。 

 手掛けたのは「商品開発」がテーマの授業に参加する総合ビジネス科3年の男女12人。来年度の創立100周年を前に記念商品の開発に乗りだした。

 数カ月間に及ぶアイデア出しの中で浮かんだのが、深夜のコンビニで食事を済ませている「疲れ切った若いサラリーマン」。自分たちが学ぶビジネスの舞台、その最前線にいる人の健康を食で支えたい-。方向性が固まった。

 現代人に不足しがちな野菜に合う食品としてドレッシングに着目。原材料にこだわるため、スパイス(香辛料)の専門家に指導を仰ぎ、数十種類の味と効能について知識を蓄えた。栄養成分と味の両立に試行錯誤し、「ご褒美」を意味する「リワード ドレッシング」の完成にこぎ着けた。

 一つはトマトをベースに、リラックス効果があるとされるバジルなど5種のスパイスを配合。もう一つはいわゆるゴマドレッシングだが、美肌効果などがあるという3種のスパイスを混ぜ、ハチミツを使ってまろみのある甘さを表現し、市販品との差別化を図った。

 パッケージやラベルのデザインも生徒が考えた。リーダー役を務めた高野芽生さん(18)と、大用かのんさん(18)は「一つ一つの判断が正しいか文献などで裏付けた。100周年にふさわしい商品ができあがった」と胸を張る。担当の加藤世紀教諭は「考える力がぐんと伸びた」と教え子の成長に目を見張る。

 それぞれ1250個製造。約150ミリリットル入りで、定価は1296円。11月中旬に横浜駅前などで販売イベントを行う。100万円の目標額を掲げたCFは11日まで受け付け中で、返礼品としてドレッシングなどを届ける。問い合わせは、同校電話045(353)0919。


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