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里山を花で彩り15年 南足柄で「ざる菊まつり」

話題 神奈川新聞  2019年11月03日 05:00

ざる菊を眺める山崎さん。いつもは作業着だが、記念式典のためスーツ姿に=南足柄市大雄町
ざる菊を眺める山崎さん。いつもは作業着だが、記念式典のためスーツ姿に=南足柄市大雄町

 花が好きな南足柄市の里山の住民が始めた「ざる菊まつり」が15年を迎えた。主催する大雄町花咲く里山協議会の山崎政行会長(77)は2日の記念式典で「来てもらって明るい顔を見て、来年もやるかという気になる。ありがとうと言いたい」と、多くの人への感謝を口にした。 

 花好きだった山崎さんは会社員時代から、定年退職後に同市大雄町にある自宅の里山を花で彩ることを計画。退職前年にざる菊の株づくりを始めた。当時は白色が多かった各地のざる菊園を見学し、あえて多くの色で飾ることを考えた。

 一般公開した2005年からざる菊まつりを続けており、珍しいカラフルなざる菊を観賞しに当初は毎年1万人ほどの見物客が押し寄せたという。

 これまであまり人が来なかった里山に多くの人が訪れるようになり、地元では草刈りなど景観に配慮する意識が向上。網や柵など従来の対策に加えて見物客や住民の目が増えたことで、イノシシなどの鳥獣被害も少なくなったという。

 毎年、多くの人の目を楽しませるざる菊を育てて15年。栽培には草取りや水やりなど細かい作業が必要で苦労も絶えないが、訪れた人の笑顔に癒やされ「あとは根性」(山崎さん)で続けてこられた。「80歳までは続けたい」と話す。

 現在は10種類約千株、オレンジやピンク、黄色など色とりどりのざる菊が並ぶ。今年は雨が多く、寒さが本格化する時期が遅かったため、開花は例年より1週間ほど遅く五分咲き程度。そのため、1カ月ほどは楽しめるという。

 まつりは24日まで。会場へは大雄山線大雄山駅から「道了尊」行きバスで「仁王門」下車徒歩約10分。問い合わせは、山崎さん電話090(9369)7602。


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