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三浦按針四百回忌、横須賀で法要 家康の顧問をしのぶ

話題 神奈川新聞  2019年10月27日 06:00

安針塚で墓参した徳川恒孝さん(中央左)=横須賀市西逸見町
安針塚で墓参した徳川恒孝さん(中央左)=横須賀市西逸見町

 徳川家康の外交顧問として活躍し、横須賀市逸見地域の領主だったウィリアム・アダムズ(日本名・三浦按針、1564~1620年)の四百回忌法要が26日、菩提(ぼだい)寺の浄土寺(横須賀市西逸見町)で執り行われた。市民ら約200人が参列、郷土の偉人に思いをはせた。

 航海士だった按針は、日本に初めて来た英国人とされる。航海中、暴風に遭い漂着した後は、世界情勢への知識や人柄から徳川家康の信任を得て、外交顧問などとして活躍した。

 法要に先立ち、按針の供養塔のある国史跡「安針塚」(同)には徳川宗家第18代当主の徳川恒孝(つねなり)さん(79)と妻・幸子さん(77)=東京都渋谷区=の姿があった。初めて訪れたという徳川さんは「家康公にとって按針は大変なアドバイザー。供養塔として守ってくれていてありがたい」と感慨深げだった。

 同寺の逸見道郎住職(66)は「按針がいなければ江戸時代も現代の日本も今とは違っていただろう。法要がいま一度按針への学びを深めるきっかけになれば」と期待を寄せた。

 同寺の本堂ではこの日、按針が寄進した観音像などゆかりの品が特別公開された。節目に合わせて復刻した按針と妻・雪の位牌(いはい)も初公開され、来場者は熱心にカメラを向けるなどしていた。


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