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エリア拡大 クルージング体験も 「葉山女子旅きっぷ」

経済 神奈川新聞  2019年10月24日 05:00

「三浦半島ですてきな一日を過ごして」と話す尾形さん=葉山マリーナ
「三浦半島ですてきな一日を過ごして」と話す尾形さん=葉山マリーナ

 京浜急行電鉄(横浜市西区)は今月、電車とバスの乗車券と、食事券などがセットになった「葉山女子旅きっぷ」をリニューアルした。女性を主な顧客層に定めて4年前に販売したが、性別を問わず売れている人気商品だ。今回はバスのフリー区間を拡大、利用できる飲食店を増やしたほか、クルージング体験なども用意した。逗子市、葉山町の三浦半島西海岸エリアを満喫できる内容となっている。 

 女子旅きっぷは、(1)京急電車(出発駅-新逗子間の往復)と京急バス乗車券(2)加盟店の中から好きな店舗で飲食できる「選べるごはん券」(3)体験アクティビティーや名店のスイーツなどが楽しめる「選べるごほうび券」-からなる。女性限定ではなく、誰でも購入することができる。

 これまで海沿いが中心だったバスフリー区間に葉山大道-上山口小学校が加わり、葉山の山側の店舗や景色が楽しめるようになり、「ごはん券」で選べる加盟店も20店舗から29店舗へ。購入が持ち帰りに限られていた「おみやげ券」は「ごほうび券」に改訂し、対象を11店舗から24店舗に増やした。従来のスイーツの名店などだけでなく、滞留時間をより長く、充実した旅にしてもらおうと、周遊クルージングやビーチヨガといった体験型のメニューを追加したという。


「山の豊かさと葉山牛のおいしさを、多くの人に知ってほしい」と話す中澤さん=葉山町上山口
「山の豊かさと葉山牛のおいしさを、多くの人に知ってほしい」と話す中澤さん=葉山町上山口

 期間限定で発売されたのは2015年9月。16年度からは通年で販売され、好評を博している。同社によると、18年度は5万4642枚と通年初年度の16年度からほぼ倍増した。

 同社担当者の一人、尾形祐佳さん(26)は「主なターゲットは20~30代の働く女性だが、口コミやSNS(会員制交流サイト)などで認知度が高まり、年代、性別問わず親しまれている」と喜ぶ。人気に伴って発生した混雑はバスの増便で対策してきたが、今回対象エリアを拡大することで利用者の分散化も図りたいという。

 尾形さんが「海と山に触れ合い、おいしいご飯を食べてのんびりできる。癒やしの日帰り旅を楽しんで」と呼び掛ける一方、新たに対象となった店舗からも期待の声が上がる。

 「予想以上に多くの問い合わせが来てうれしい」と話すのは、裕次郎灯台から江の島を船で周遊するクルージング体験を提供する葉山マリーナ(同町堀内)の担当者。「事前予約は必要だが、たくさんの方に海を満喫してほしい」と呼び掛ける。

 葉山牛と黒毛和牛のパスタ「ボロネーゼ」などが好評のステーキレストラン「角車(つのぐるま)」(同町上山口)の中澤武志料理長(44)も、来店を心待ちにする。「海だけでなく、緑豊かな山側も楽しんでほしい。地元の名品葉山牛の魅力を伝えたい」と意気込んでいる。

 価格は品川駅発3500円、横浜駅発3千円など。きっぷの駅での提示や抽選で賞品がもらえるキャンペーンは、11月17日まで。問い合わせは同社電話045(441)0999。


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