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津久井産の材木が“世界デビュー” 選手村で活用へ

話題 神奈川新聞  2019年10月20日 05:00

引き渡す津久井産材を前に、大会組織委にミニチュア版の木材を手渡す本村市長(左) =市役所
引き渡す津久井産材を前に、大会組織委にミニチュア版の木材を手渡す本村市長(左) =市役所

 2020年開催の東京五輪・パラリンピックで、選手村の交流スペース「ビレッジプラザ」の建設に利用される津久井産材が2日、引き渡された。相模原市が大会組織委員会に無償提供し、柱や梁(はり)、フェンスに使われる。交流スペースは来年4月に完成予定で、緻密な木目が魅力の木材が、いよいよ“世界デビュー”を果たす。

 無償提供されるのは、杉の材木約8立方メートル。「相模原市」と印字されている。県内外の業者が昨年12月、同市緑区の佐野川地区から切り出し、乾燥や製材の作業も行った。

 今月2日には市役所前で、津久井産材の引き渡し式が開かれ、本村賢太郎市長が大会組織委の福島七郎会場整備局長に、ミニチュア版の木材を手渡した。福島会場整備局長は「日本の木材の良質さを世界中の人たちに知ってほしい」と話した。

 交流スペースは、東京・晴海地区に建設される。選手のための雑貨店やカフェのほか、報道陣のための取材スペースなども設けられる。既に建設工事が始まっており、完成前の来年1月には、木材を提供した関係者らにお披露目されるという。

 県の統計によると、津久井産材の生産量は18年度で3730立方メートル。生産者らが17年度から産地証明制度を導入し、ブランド化に取り組んでいる。大会組織委は五輪の機運を盛り上げるため、交流スペースの建材を提供するよう呼び掛け、全国63自治体が応じた。県内では相模原、秦野両市が提供している。


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