1. ホーム
  2. 社会
  3. 「卑劣で粗暴」相模原連れ去り 実行役に懲役10年

地裁判決
「卑劣で粗暴」相模原連れ去り 実行役に懲役10年

社会 神奈川新聞  2017年10月14日 02:00

 相模原市緑区の塗装業の男性=当時(37)=が自宅前で連れ去られ、遺体で見つかった事件で、逮捕監禁致死や死体遺棄などの罪に問われた被告の男(24)=海老名市=の裁判員裁判の判決公判が13日、横浜地裁で開かれた。松田俊哉裁判長は「金目当てで被害者を標的にした卑劣で粗暴な犯行」として、懲役10年(求刑懲役12年)を言い渡した。

 松田裁判長は判決理由で、車内に拉致した男性の右大腿(だいたい)部を被告が故意に小刀で突き刺したと認定。「実行役を果たし、自らの判断で被害者に死因となる傷害を負わせた」と役割の重要性を指摘した。

 男性の遺体を厚木市内の建物の床下に埋めて遺棄した点については、「死者の尊厳を著しく損なう行為」と非難。「何の落ち度もないのに、妻と幼い子を残し、突如として前途を絶たれた被害者の無念は計り知れない」と述べた。

 判決によると、被告は昨年12月、逮捕監禁致死罪などで共に起訴された別の被告(39)らと共謀し、男性からキャッシュカードなどを詐取。現金の引き出しに失敗した後の今年1月には、帰宅した男性を車に押し込んで監禁・脅迫し、失血死した男性の遺体を遺棄した。


シェアする