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老人ホーム入所者殺害 元職員に懲役19年判決 地裁

社会 神奈川新聞  2019年10月16日 05:00

横浜地裁
横浜地裁

 横須賀市の老人ホームで1月、入所者の女性が殺害された事件で、殺人と窃盗などの罪に問われた施設の元職員の男(32)=同市武4丁目=の裁判員裁判の判決公判が15日、横浜地裁であった。青沼潔裁判長は「強い殺意に基づく悪質な犯行だ」として懲役19年(求刑懲役20年)を言い渡した。

 青沼裁判長は判決理由で、被害女性の口座から無断で現金を引き出していた被告が、窃盗被害を察知した女性を口封じのために殺害したと指摘。「保身のためには生命を奪うこともいとわないという自己中心的な動機で、厳しい非難は免れない」と述べた。

 判決によると、被告は1月24日午前、同市大矢部1丁目の「横須賀グリーンヒルケアハウス」3階の居室で、この部屋に住む女性=当時(89)=の首を背後から圧迫して殺害。昨年12月21日~今年1月19日には、女性のキャッシュカードを使って現金計125万円を盗むなどした。

 被告は、女性の通帳を机に隠して使用不能の状態にしたとされる器物損壊罪でも起訴されたが、判決は「被告人以外の職員や入居者が通帳を持ち去ることは可能であった」などとして、同罪については無罪とした。


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