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【台風19号】14人死亡、3人不明 県内に深い爪痕

社会 神奈川新聞  2019年10月16日 05:00

轟音を立てて濁流が流れる相模大橋付近の相模川=12日午後3時35分ごろ、厚木市内
轟音を立てて濁流が流れる相模大橋付近の相模川=12日午後3時35分ごろ、厚木市内

 各地に深い爪痕を残した台風19号の通過から3日が経過した15日、土砂崩れに巻き込まれるなどした県内の死者は14人に膨らんだ。依然として3人の行方が分かっておらず、県警や地元消防などが捜索を継続。被害が大きかった相模原市などでは停電や断水も深刻な状況で、懸命な復旧作業が続いている。

 15日午前、相模原市緑区の川の中州で男児の遺体が見つかり、小学2年の長男(8)と確認された。14日に父親(49)が、13日に母親(39)と小学5年の長女(11)が遺体で見つかっており、12日夜に上流で車が転落し行方不明になっていた家族4人の死亡が確認された。

 また、15日には同区のキャンプ場経営者の男性(82)の遺体も見つかった。経営する神之川キャンプ場(同区青根)の様子を見に行ったきり、行方不明になっていた。

 一方、相模原市緑区牧野の土砂崩れによる住宅倒壊で捜索が続いている60代の夫婦の行方は、依然として分かっていない。

 東京湾の川崎市沖で沈没したパナマ船籍の貨物船の乗組員は、14日に2人の遺体が見つかり、計7人の死亡が確認された。救助された4人のほか、1人が行方不明の状態という。

 時間の経過とともに被害の状況も明らかになりつつある。県などによると、住宅被害は全壊8棟、半壊11棟、一部破損233棟。床上浸水は19棟、床下浸水は37棟(いずれも15日午後2時現在)。相模原市緑区や川崎市中原区、清川村など6市町村で計2200軒が停電している。

 停電や土砂崩れに伴い、相模原市で3620軒、松田町で81軒、山北町で1250軒が断水。清川村は把握できておらず、自衛隊や県企業庁が給水車を現地に派遣するなどして対応に当たっている。

 県教育委員会によると、15日は相模原市や箱根町を中心に県内の公立学校16校が臨時休校とした。15校は始業時間繰り下げ、10校は終業時間繰り上げの措置を取った。 


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