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核施設事故を想定し訓練 近隣住民ら参加

社会 神奈川新聞  2019年10月16日 05:00

訓練後には汚染検査が実演された=横須賀市佐原4丁目、2019年10月15日撮影
訓練後には汚染検査が実演された=横須賀市佐原4丁目、2019年10月15日撮影

 核燃料の製造施設での事故を想定した「原子力防災訓練」が15日、横須賀市佐原4丁目で実施された。近くのクリオ久里浜自治会や久里浜工業団地部会などから市民ら29人が参加した。

 訓練は、核燃料の製造や金属加工を手掛ける「グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン」(同市内川2丁目)で火災が発生し、工場内のフィルターが破損したことにより二酸化ウラン粉末が飛散した-との想定で実施。市職員や浦賀署員が、同社から半径500メートル以内の範囲にある同自治会の住民らに災害の発生を周知し、応急避難所の自治会館まで誘導する流れを確認した。

 訓練後には、市職員が事故の際に被ばくしていないか測定器で確認する「汚染検査」を実演したほか、原子力防災に関する市の施策を紹介。同社社員や原子力規制委員会による住民らへの説明もあった。大谷均自治会長(69)は「施設への正しい理解の下、万が一の事態に備えたい」と身を引き締めた。

 同社は、2013年に規制委の規制基準が新しくなったことを受け、今年5月から耐震補強を進めるなどしている。同社によると、現在は核燃料の製造を休止しており、22年の製造再開を目指している。


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