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体に優しくおいしい和菓子 老舗の製法と大手の特許で開発

話題 神奈川新聞  2019年10月15日 13:02

新商品「エンゼルのほっぺ」
新商品「エンゼルのほっぺ」

 川崎市川崎区の老舗和菓子店「末広庵」(三藤哲也社長)が大手菓子メーカー「森永製菓」の特許技術と自社の独自製法を組み合わせ、体に優しくおいしい和スイーツを商品化した。従来製品よりカロリーを10~15%抑えた点が特徴で、食べても罪悪感を感じないという意味の「ギルトフリー」の和菓子として、初年度は10万個を目標に売り出す。

 新商品は宇治抹茶チョコ餡(あん)大福「エンゼルのほっぺ」。森永製菓の特許技術を用いて製造した抹茶クリームとチョコ餡を、末広庵の独自製法で作った餅でくるんだ。クリームと餡にはカカオポリフェノールと茶カテキンが特定割合で配合され、体脂肪の低減効果がある。餅は添加物や砂糖を加えず、解凍後でもおいしさや柔らかさが保たれるという。

 両社のマッチングには、川崎信用金庫の営業担当者が尽力した。今年1月に大企業の開放特許を活用した新事業の展開を末広庵に提案。森永製菓の技術に着目し、2月から試作品の開発を進め、6月の試食会などを経て完成した。


新商品を発表した末広庵の三藤社長(左から2人目)ら=川崎市役所
新商品を発表した末広庵の三藤社長(左から2人目)ら=川崎市役所

 8日に市役所で会見した三藤社長は「抹茶の苦味を抑えつつ、どの程度残してチョコの味わいとバランスを取るのかに苦心した」と回顧。「甘いものが好きだけど健康が気になる女性や、体形が気になる中高年男性など、幅広い層に味わってほしい」とPRした。

 会見に同席した福田紀彦市長は「甘みの中に苦味のアクセントがあり、甘みが引き立つ。餅とチョコと抹茶がこんなに合うとはびっくり。若者にも受け入れられそう。体重が気になる人にもうれしい」と感想を述べた。

 1個(40グラム)160円。6個入り1箱は千円。森永製菓は、特許のライセンス料を取らない代わりに、末広庵は1個につき1円を市民団体「音楽のまち・かわさき推進協議会」に寄付する。県内と東京都内にある末広庵7店のほか、インターネットで販売。問い合わせは、末広庵電話044(233)4658。


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