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2歳児殺害元シッターの控訴審始まる 検察は無期求刑

社会 神奈川新聞  2017年10月13日 02:00

 東京地裁、東京高裁などが入る裁判所合同庁舎=東京・霞が関
 東京地裁、東京高裁などが入る裁判所合同庁舎=東京・霞が関

 埼玉県富士見市のマンションで2014年3月、横浜市磯子区の男児=当時(2)=の遺体が見つかった事件で、殺人などの罪に問われ、一審横浜地裁で懲役26年の判決を受けた元ベビーシッターの被告(29)の控訴審初公判が12日、東京高裁(大熊一之裁判長)で開かれた。弁護側は殺人罪の成立を認めた一審判決の事実誤認を主張、検察側は一審判決は軽すぎるとして改めて無期懲役を求め、即日結審した。判決は来年1月30日。

 一審で被告は「目を離した隙に男児が浴槽内で溺れた」などと述べ、事故死を主張。判決は「鼻と口を3~5分にわたって手でふさぎ続けた強固な殺意に基づく犯行」として殺人罪を認定した一方、無期懲役の求刑については「重すぎる」と判断し、双方が控訴していた。

 控訴審で弁護側は、男児の死因を窒息死とした司法解剖医の鑑定結果に疑問を投げ掛けた上で、別の医師の意見を基に溺死の可能性を指摘した。

 検察側は「弱者である子どもを、自己の性的欲望を満たすために殺害するまでに至った悪質な犯行」と非難し、「無期懲役が選択されるべき」とした。

 16年7月の一審の裁判員裁判判決によると、被告は14年3月、保育を引き受ける形で男児と当時9カ月の弟を誘拐。男児にわいせつな行為をして最終的に殺害したほか、弟にも重度の低血糖症の傷害を負わせた。また12年11月~14年3月には、預かった20人近い乳幼児の裸を撮影したり、わいせつな行為に及んだりした。


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