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「魚行商のおかみさん」の味、次代へ 息子夫婦が料理教室

話題 神奈川新聞  2019年10月14日 05:00

外国人らに独創的な魚料理を教える在りし日の福本育代さん(右から4人目) =2015年11月、横浜市中央卸売市場本場
外国人らに独創的な魚料理を教える在りし日の福本育代さん(右から4人目) =2015年11月、横浜市中央卸売市場本場

 アイデア料理を顧客らに伝えていた横須賀市佐島の魚行商で、昨年2月に74歳で急逝した福本育代さんのレシピを楽しむ料理教室が11月9日、横浜市神奈川区の市中央卸売市場本場で開かれる。福本さんとの別れを惜しむ声を受けた企画で、講師は福本さんの息子夫婦。魚を実際にさばいた上で3種類の料理を作り、福本さんのレシピを次代に引き継いでいく。

 福本さんの一家は横須賀市の佐島地区に唯一残る魚の行商。夫の忠さんと新鮮な魚介類を届けながら自身が考案したレシピを教え、「簡単でおいしい」などと評判になっていた。

 2014年から本紙で始めたレシピの連載も好評で、連載をまとめた書籍「横須賀佐島 魚行商のおかみさんレシピ」が17年春に出版された。テレビ、ラジオ、新聞など多くのメディアで取り上げられたほか、販促キャンペーンで福本さんのレシピをクローズアップしたスーパーもあった。

 料理教室の依頼なども続々と舞い込み、同市場本場でもPTAや外国人向けに講師を務めたり、市場開放日に簡単な料理方法を伝授したりしていた。

 出版から他界までの10カ月間に福本さんがのこした印象は鮮烈で、亡くなった後も通信販売のCM出演の依頼が来たり、テレビや雑誌などでレシピが紹介されたりした。同市場にも福本さんの死を惜しむ声が寄せられ、「福本さんのファンは多い。このままレシピを埋もれさせてはもったいない」と今回の企画が持ち上がった。

 料理教室は同市場魚食普及推進協議会の主催で神奈川新聞社の共催。午前10時~午後1時半で、アジのハンバーグ、アジのワンタン包み揚げ、タコのサラダを作る。

 対象は小学4年生以上(小中学生は保護者の参加が必要)で参加費は1人千円。申し込みは同市場ホームページ「料理教室」のページから。定員28人、今月30日締め切り。応募多数の場合は抽選。問い合わせは同市場本場経営支援課電話045(459)3337(午前9時~午後5時、土日祝日を除く)。


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