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「フクシマ」の現状伝える写真展 14日まで多摩区役所

社会 神奈川新聞  2019年10月11日 05:00

「フクシマ」の現状を伝える写真展=多摩区役所
「フクシマ」の現状を伝える写真展=多摩区役所

 東京電力福島第1原発事故後の現地の様子を伝えようと、「叫びと囁(ささや)き フクシマ~尊厳の記録と記憶」と題した写真展が10日、川崎市の多摩区役所で始まった。市民団体「地域から平和を考える会」の主催で14日まで。

 原発事故被害の取材に取り組むフォトジャーナリスト豊田直巳さんが撮影した写真40枚を展示。汚染土壌を詰め込んだ230万個ものフレコンバックが並ぶ福島県飯舘村の光景や、夜行性のはずのイノシシが昼間に餌を求めて田畑を荒らす様子などを収めた。

 また、故郷を離れて生活する避難者にもフォーカス。避難先で畑を借り農作業に励む人々の姿や、自宅への帰還を待つうちに体が弱ってしまった女性の様子などを紹介している。

 同会は「東京五輪など『お祭りごと』は派手に報道されるが、目に見えない放射能の恐怖におびえながら暮らしている人がいることも忘れないでほしい」と話している。

 横浜市港南区の無職男性(73)は「被災者にとっては新しい街が用意されようとも、古里を失った傷は癒えることがないはずだ」と語っていた。

 午前9時から午後5時まで。


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